ヘルスコネクトでヘルスケア系アプリ間で同期するデータを整理する(Health Connect by Android)

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Google Fitと同期できる外部アプリって同じデータを測定できるモノが結構多いですよね(例えば歩数とかは大抵のヘルスケアアプリで測定できてしまいますよね)。

そんな時のためにGoogle Fitアプリで扱うデータをどの外部アプリのデータにするか、を選択できるアプリがあります。ヘルスコネクト(Health Connect by Android)です。

本アプリを使用すると外部アプリから必要な(狙った)データのみを同期することができます。

今回はこのアプリの紹介です。


■ヘルスコネクトでGoogle Fitと外部アプリ間の同期データを整理する

●使用するアプリ(ヘルスコネクト)

今回使用するアプリはコレです。
ヘルスコネクト(ベータ版) (- Google Play)

Google Fitと同期するデータを外部アプリ毎に選択することができます。Google Fitを色々な外部アプリと連携するときにはデータの交通整理をする上で大切なアプリです。

まだベータ版なので、色々と改善して欲しいところはありますが、先ずは本アプリが開発されたことをありがたいと思っています。


●アプリの使い方

・Google Fitの設定

- ヘルスコネクトとの同期の有効化

ヘルスコネクトは単独のアプリとしては動かず、Google Fitの一部として動くのですが、まずはGoogle Fit上でヘルスコネクトを有効にします。

Google Fitアプリの『プロフィール』>『⚙(設定)』で、『Fitとヘルスコネクトを同期する』をONにします。
Google Fit画面

するとGoogle Fitアプリ上でヘルスコネクトが使えるようになります。
ヘルスコネクトのページ(Google Fit画面)


・外部アプリ側での設定

外部アプリの設定方法はアプリ毎に異なりますが、ここでは睡眠解析アプリ『Sleep as Android』を例に設定方法を紹介します。


- ヘルスコネクトとの同期の有効化

連携するアプリを設定する画面で『ヘルスコネクト(Health Connect)』をONにします。
外部アプリ(『Sleep as Android』)画面


- Google Fitとの同期の解除

ヘルスコネクトとの同期を有効化したら、Google Fitとの同期は解除(OFF)します。これはとても大切です。
外部アプリ(『Sleep as Android』)画面

この設定(解除)をしないとGoogle Fitと外部アプリがヘルスコネクトを介さないで直接同期してしまい、意図しないデータが同期されてしまいます。


・外部アプリとの同期データの設定

- 同期するデータの設定

ヘルスコネクトの設定(Google Fitアプリの『プロフィール』>『⚙(設定)』>『データとアクセス権限の管理』>『アプリの権限』>『Withings(今回設定する外部アプリ)』)を開くと、アプリ間で書き出すデータと取り込むデータを設定(選択)する『アプリのアクセス権』の画面になります。
Google Fit画面

ここで同期するデータを設定します。


- 『読み取り』/『書き込み』ってどっち向き?

なのですが、この画面の『読み取りの許可』/『書き込みの許可』が分かりづらいんですよねぇ~。
例えば『読み取り』は『ヘルスコネクトからの読み取り』なのか、『外部アプリからの読み取り』なのか判断に迷ってしまいます。

本件に関しては本ブログ内の別記事で詳細に解説しています。
リンク(本ブログ内):『ヘルスコネクトの『読み取り』/『書き込み』設定ってどっち向き?を解説する(Google Fit連携, Health Connect by Android)


- アプリの優先順位の設定

Google Fit自体が書き込みできるデータは外部アプリとデータがバッティング(重複)してしまうことがあります。

この場合はどちらのアプリのデータを優先的に使うか、その優先度を設定することができます。

例えば『睡眠』データについてGoogle FitかSleep as Androidのどちらのデータを使うかのアプリを設定する場合は、Google Fitアプリの『プロフィール』>『⚙(設定)』>『データとアクセス権限の管理』>『データとアクセス』>『睡眠(今回データを選択するデータ)』で設定します。
『睡眠』はSleep as Androidのデータを使うことにします(Google Fit画面)

【おまけ情報】
実はヘルスコネクトから見るとGoogleFitも外部アプリと同様に『ひとつの外部アプリ』として見えるので、Google Fitの書き込みデータのON/OFFを設定するのもアリかもしれません。
ヘルスコネクトから見たGoogle Fitアプリのアクセス権(Google Fit画面)


●使用感

私の場合、
  • 歩数:Google Fitから
  • 体重:Withings Health Mateから
  • 摂取カロリー:MyFitnessPalから
  • 睡眠解析:Sleep as Androidから
のように同期するデータを設定しています。

その結果、Google Fitには狙い通りのデータが同期されています。
Google Fit画面

ちなみに設定を誤ると同期されるデータが狙いと異なってしまいます。


●改善要望点

  • 先ずは使用できるアプリを増やして欲しいです
  • 同期するデータ種類の選択方法が、ヘルスコネクト側だったり外部アプリ側だったりとまちまちなので、ヘルスコネクトに統一して欲しいです

●まとめ

ヘルスコネクトを導入することにより狙ったアプリの狙ったデータをGoogle Fitで管理(同期)出来るようになりました。

ヘルスコネクトを導入して我が家のヘルスケアシステムがだいぶ変わりました。
ヘルスコネクトをハブとしたヘルスケア(フィットネス)システム

Googleは、ヘルスケア(フィットネス)系のデータの集約・同期・整理するハブとなるアプリをGoogle Fitからヘルスコネクトへと移行しているようですが、まだGoogle Fitのみと直接データ同期をするアプリも残っており、ちょっと中途半端なシステムですね。
2 件のコメント:
  1. Mi Fitness 単体でGoogle Fitとの連携ができるようになったみたいですね。どのデータが同期できないとか、どの機種が同期できないとかあるのかも知れませんね。Smart Band 8 Activeの購入を検討しているので楽しみです。記事お待ちしております。

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    1. コメントありがとうございます🙇🏻‍♀️。

      そうですね。Mi FitnessアプリがGoogle Fitに対応したのでXiaomi Smart Bandは今後もコスパ抜群のスマートバンドとなってくれそうですね😋。(私はNotify for Xiaomi派ですが😅。)

      Xiaomi Smart Band 8 Activeには私も興味があります。今のところ購入の予定はありませんが、安いので買ってみようかな?どうしよ?

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