血圧計とGoogle Fitのデータを同期する(ELECOM HCM-AS01BTWH)

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ようやくGoogle Fitとデータの同期ができる血圧計を見つけました!
あるようで無かった私が欲しかったガジェットです。

今回はこの紹介になります。


■血圧計とGoogle Fitのデータを同期する

●使用するハード・アプリ

・使用するハード(ELECOM HCM-AS01BTWH)

使用する血圧計はコレです。
エレコム 血圧計 上腕式 コンパクト バックライト付き液晶画面 スマホ連動 (Bluetoothでデータ転送) 専用アプリ対応 HCM-AS01BTWH - Amazon

コンピュータ周辺機器メーカーとして有名なエレコム(ELECOM)が出している血圧計です。  
「あれっ?」と思われる方も多いかもしれませんが、メジャーなヘルスケア機器メーカーの血圧計を差し置いて、今回はこの一択です。今、Google Fitとデータを同期できる血圧計はコレだけだと思います。他に選択肢はありません😤。

エレコムが出している血圧計は上腕式と手首式の2種類があります。この手の機器はいかに(煩わしくなく)三日坊主にならずに継続して使えるかがポイントだと思うので、脱着が楽な手首式とどちらを買おうか相当迷いましたが、今回は上腕式を選んでみました。


- 製品仕様(Amazon商品ページおよび取説より抜粋)

  • 販売名:上腕式血圧計 AS01
  • 製品型番:HCM-AS01BTWH
  • 類別:機械器具18 血圧検査又は脈波検査用器具
  • 一般的名称:自動電子血圧計
  • 医療機器の種類:管理医療機器
  • 測定方式:オシロメトリック法
    • カフ圧力表示範囲:0 ~ 299mmHg
    • 血圧測定範囲:最高血圧:60 ~ 230mmHg / 最低血圧:40 ~ 130mmHg
    • 脈拍数測定範囲:40 ~ 199拍/分
    • 測定精度:圧力 : ±3mmHg以内 / 脈拍数 : ±5%以内
    • 加圧 / 減圧:加圧:自動加圧方式 / 減圧:自動急速排気方式
    • 測定可能腕周:22~42cm
    • 装着部の最高温度:43℃未満
  • 通信方式:Bluetooth(R) 4.2 (Bluetooth low energy)
    • 電波到達距離:約10m(障害物がない場合) 
  • 電源:リチウムイオン電池 1000mAh
    • 定格入力電圧/電流:DC5.0V/1A
    • 繰り返し充電回数:約500回
    • 充電時間:約2.5時間
    • 動作回数:120回(満充電時) 
  • 耐用期間:10,000回もしくは5年のいずれか早く到達した方
  • サイズ
    • 本体寸法:約 幅73×奥行24×高さ131mm(カフ含まず)
    • 本体質量:約 288g
  • 使用環境条件:5℃~ 40℃ /15% ~ 90% RH(結露なきこと)/ 800 ~ 1060hPa
  • 保管環境条件:-20℃~ 60℃ /10% ~ 90% RH(結露なきこと)
付属品:専用USBケーブル(約0.2m)、収納ポーチ、取扱説明書、医療機器添付文書、EMC技術資料 (充電器は付属していません


・使用するアプリ(ECLEAR plus)

使用するアプリはコレです。
ECLEAR plus (- Google Play)

エレコム純正のヘルスケアアプリです。

最大の特長はこのアプリはGoogle Fitとデータの同期ができることです。
私がこの血圧計を選んだ所以はコレです!

国内のメジャーなヘルスケア機器メーカーのアプリがGoogle Fitとデータの同期できない中、さすが情報機器メーカーのエレコムです。イマドキ何が大切であり必要とされているのかを分かっていると思います。


●Google Fitとのデータ同期の設定

アプリの初回起動時にはアカウントの作成などが求められますが、その時にGoogle Fitへのデータ同期も促されます。
ECLEAR plus初期設定画面

この画面に従えばGoogle Fitとのデータ同期を行うことができます。
ECLEAR plus初期設定画面

迷うことはないと思います。簡単ですね😋。


●使用感

・血圧計本体

- 装着し易さ

片手で装着が可能です。
カフが長いとの商品レビューが多くありますが、たしかに長いですが特に困らないと思いますよ。
左腕に装着した状態

血圧計本体の重量が結構あるので、取説の指示にあるような『カフを肘より2~3cm上に巻く』はちょっと難しいかもしれませんが、逆に(本体の重さで)カフの位置が安定するので取り付け位置によるばらつきが無くなって測定精度は向上するかもしれません(個人の感想です)。


- 操作性

上部の電源スイッチをON(『入』)にして、『測定』ボタンを押せば測定が始まります。簡単だと思います。

測定中はこんな感じです。
ただいま測定中~

測定が完了するとBluetoothが自動でONになり、アプリへのデータ転送待ちモードになります。
測定完了してBluetooth ON

ですが、このまま放っておくと画面表示が消えてしまうので、電源スイッチをOFF(『切』)にするのを忘れてしまいます。これは良くないですね~。
測定後、しばらく経つと画面は真っ暗

バッテリーの持ちを考えての機能でしょうか?それならスライド式の電源スイッチはやめてオートパワーオフ機能を搭載すべきだと思います。


- 測定時間

血圧計って、一旦加圧してカフがパンパンになった状態から減圧するときに測定するのが一般的だと思うのですが、本機は加圧する最中に測定を行います。
(測定時間を少しでも短くするための配慮だと思います。)
  • 測定時間(実測):約1分間(50~60秒ぐらい)


- 測定精度

比較する対象が無いので絶対値の精度は分かりませんが、バラツキについてはカフを5回付け直して続けて測ってみました。結果はこんな感じです。
連続した(カフを付け直しての)5回測定の結果

まあ、バラツキ具合はこんなもんですかね😋。

医者で測っている時よりも絶対値はちょっと高い😅ですが、この手のモノは日々の相対的な変化を検出するためのモノだと思うので私としては満足です。


- ECLEAR plusアプリへのデータの転送

測定後に血圧計本体のBluetoothが自動でONになり、アプリへの転送モードになるので本体側でやることは何もありません。

測定が完了したらアブを起動して同期ボタンを押すだけです。
ECLEAR plus画面

ただし血圧計本体のBluetoothは60秒でOFFになってしまうので、それまでにこの同期をする必要があります。

ECLEAR plus画面

Bluetoothでデータを同期する時間は5秒~10秒かからない程度ですが(1データの場合)、同期作業全体としてはアプリを起動したり、同期ボタンを押したりと結構時間がかかります。測定行為と直接関係の無いこれらの作業が、測定の度に発生するのは非常にうっとおしいです。全くスマートではないと思います。
(Wi-Fiに対応してデータはクラウドに自動保管するようにして欲しいです。)

データをアプリに転送してみるとこんな感じです。
ECLEAR plus画面

Bluetooth ONになっている時間が60秒って短すぎだと思います。血圧計本体の電源ON時は常時BluetoothはONにすべきだと思います。

血圧計本体内には60回分の測定データを記録することができますが、61回目以降のデータの扱いはどうなるのか取説を見てもわかりません。
おそらく古いものから自動的に削除されると思うのですが…。
(本件は分かったらアップしますね😋。)

(同期しなかった時や同期を忘れた時など)測定直後以外のデータも血圧計本体とアプリの間で同期はできますが、この時は本体側でBluetoothをONに設定する必要があります。

そもそもですが測定の度にアプリを起動するのは面倒くさいし、同期ボタンを押すのはもっと面倒です。Wi-Fiに対応して、クラウドに自動でデータを保存できるようにできないでしょうか。


- バッテリーの持ち

仕様によると120回の測定ができるようですが、使い始めたばかりなのでただいま確認中です。

分かったらアップしますね😋。


- 充電について(充電時間など)

本機には充電器は付属していませんが、充電ケーブルがUSB type-A なので汎用のUSB充電器を使うことができます。
(定格入力電圧/電流がDC5.0V/1Aなので、1A以上の電流容量がある充電器が良いと思います。)
充電中~

充電にかかる時間は仕様によると約2.5時間とのことですが、使い始めたばかりなので、ただいま確認中です。
(分かったらアップしますね😋。)

それと実際に充電してみると、充電中も充電完了後も直ぐに画面表示が無くなって(暗くなって)しまって今どういう充電状態か分かりません。
結構問題だと思うのは私だけでしょうか?少なくとも満充電の常時表示は過充電を防ぐためにも欲しいです。
充電中も充電完了後もしばらくすると表示が真っ暗になってしまい充電状態が分かりません

ちなみに充電中は血圧の測定を行うことは出来ません。


・ECLEAR plusアプリ

- 出来ること・操作性

いろいろできるようですが、基本の表示はとてもシンプルです。今回の血圧計との同期では血圧と心拍数の測定結果を分かり易く表示してくれます。
ECLEAR plus画面

Google Fitとの同期重視の私としては、本体アプリはこれぐらいシンプルな方がありがたいです。


- Google Fitとのデータの同期

血圧計本体からECLEAR plusアプリへデータを転送する度にGoogle Fitとの同期もされているようです。
以下のようにGoogle Fitに血圧のデータが直ぐに反映されています。
Google Fit画面

ですが、Google Fitと直接同期するため、同期できるデータが選べません。
私の場合、心拍数は別のハード・アプリと同期したいのですが、この血圧計と同期してしまっています。
心拍数も同期してしまっています(Google Fit画面)

同期するデータを選択できるヘルスコネクト(Health Connect by Android)に対応して欲しいです。


●改善要望点

改善のポイントと思うところは『とにかく日々の使用時の手間(アプリとのデータの同期を含む)を省く』です。今よりも多少バッテリーの持ちが悪くなっても優先するべき事だと思います。


・ハード:血圧計本体

  • 電源を入れたらBluetoothは常時ONにしていつでもアプリと同期して欲しいです
  • (電源スイッチのスライド式はやめて)オートパワーオフ機能を搭載して欲しいです。
    • 電源ONなのに測定終了後に画面表示が無く暗くなってしまうのは困った仕様です、電源をOFFにする(『切』)を忘れてしまいます。
  • 充電中も充電完了後も直ぐに画面表示が無くなって(暗くなって)しまいます。いつ充電が完了したか分かりません。過充電を防ぐためにも充電完了は常時分かる表示が欲しいです
  • 充電ケーブルは断線や紛失に備えて、ケーブルは汎用性の高いモノ(例えば本体側はUSB type-Cなど)にして欲しいです。本製品は出先への携帯を意識しているようなので、尚更だと思います

・ソフト:ECLEAR plusアプリ

  • アプリの同期ボタンは廃止して、アプリ起動と同時に血圧計本体と同期して欲しいです(もしくはホーム画面に設置出来る同期用のウィジェットを作って欲しいです)
  • ヘルスコネクト(Health Connect by Android)に対応してGoogle Fitと同期するデータは選択できるように欲しいです


・そのほか

  • そもそもですが、(Bluetoothはやめて)Wi-Fiに対応してクラウドに測定データを自動記録できるようにして欲しいです。測定の毎にアプリを起動してデータを同期するのは面倒です。
    • (メーカーの開発意図を察するに)外出時を考えてのBluetooth採用なのでしょうが、圧倒的に自宅内で使う機器だと思います。
      この手の機器はいかに(煩わしくなく)三日坊主にならずに継続して使えるかがポイントだと思うので自宅内での使い易さを優先して欲しいです。

●まとめ

このELECOMの血圧計を使うことにより、ついに血圧データをGoogle Fitで管理出来るようになりました♪(=他社のヘルスケアアプリとも血圧データを共有できるようになりました。)

改善して欲しい点は多いですが、まずは第一歩としてウェルカムです😋。
ELECOMには引き続きヘルスケア器具の開発を続けて欲しいと思います。




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