ようやく日本国内での販売が始まりましたXiaomi Smart Band 8。即買いです😋。
Xiaomi Smart Band 7からの乗り換えになります。
Xiaomi Smart Band 7 vs. Xiaomi Smart Band 8 |
ネット情報によると今回の8から(Xiaomiが委託している)開発・製造メーカーが変わったようです。そのせいか従来より仕様(ハード・ソフト共)が大幅に変わっています。
今回はXiaomi Smart Band 7と比較しつつ、Xiaomi Smart Band
8の使用感を紹介します。
■Xiaomi Smart Band(Mi Band)を8にアップグレードしてみる
●本体仕様
Xiaomi Smart Band 8 スマートウォッチ 進化したディスプレイ 16日間持続バッテリー クイックリリース構造 150種類スポーツモード 24時間健康管理 スマートバンド 着信通知・LINEアプリ通知 iPhone&Android対応 グラファイトブラック - Amazon |
主な仕様は以下の通りです(Xiaomi商品ページおよび取説より)
- ディスプレイ:
- 画面:1.62 インチ 有機EL(AMOLED) タッチディスプレイ
- 解像度:192 × 490 ピクセル
- 輝度:最大 600 nit (調節可)
- ケース素材:2.5D 強化ガラスケース
- センサー:
- 高精度 6 軸センサー
- PPG 心拍数センサー
- 環境光センサー
- 正味重量:27g(ストラップ含む)
- 製品寸法:48 x 22.5 x 11 mm
- 付属リストバンド:
- 材質:熱可塑性ポリウレタン
- 調節可能な長さ:135 ~ 210mm
- バッテリー:
- 電池タイプ:リチウムイオンポリマーバッテリー
- バッテリー容量:190mAh
- 充電時間:約 1 時間
- 防水性能:5 ATM
- 動作温度:0℃ ~ 43℃
- ワイヤレス接続:Bluetooth 5.1 BLE
付属品は充電ケーブルと取説(日本語対応) |
●対応アプリ(Mi Fitness)
今回の8から対応アプリが変わりました。
Mi Fitness (Xiaomi Wear) (- Google Play) |
Xiaomi Smart Band 7まで使えていたZepp
Lifeアプリは今回の8では使えません🤯!大問題です😤!(後述します。)
●アプリの使い方
・本体とアプリ(Mi Fitness)のペアリング
対応アプリが変わりましたが、ペアリングは特に難しいことはないと思います。
購入したXiaomi Smart Band
8を充電して画面をタップすると、バンドは下の写真のようなスマホとのペアリングを促す画面になります。
あとは画面の指示に従うとペアリングが完了します。
・Xiaomi Smart Band 7 ⇒ 8のデータ移行
Xiaomi Smart Band 7までで使えていたZepp Lifeアプリの過去のデータはMi
Fitnessアプリへ移行することができます。
Zepp LifeのデータはMi Fitnessへ移行できます(Mi Fitnessアプリ画面) |
このデータの移行方法については以下のサイト(外部リンク)を参照ください。
外部リンク:Zepp LifeからMi Fitnessへデータを移行する(OREFOLDER) |
●Xiaomi Smart Band 8の使用感(Xiaomi Smart Band 7との比較)
以下、Xiaomi Smart Band 7との比較をメインに8の使用感を列挙します。
・画面表示
- 画面の大きさ
仕様上、画面サイズは7と同じ(1.62インチ)なのですが、7よりも見やすいように感じます(個人の感想です)。
- 消費電力を抑えるウォッチフェイス
本機には常時表示のときに消費電力を抑える専用のウォッチフェイス(常時オンディスプレイ)が用意されています。
Mi Fitnessアプリ画面 |
常時オンディスプレイがオンの時には、ホーム画面を呼び出した時だけ『ホーム画面』の画面になります。それ以外は『常時オンディスプレイ』の画面です。
本機で採用している有機ELディスプレイは黒色が多いほど消費電力が抑えられるのでこれは有り難い機能ですね😋。
アプリでの表示はこんな感じです。
非常に残念です。なんでこんな事になっちゃったんでしょうね。なんとかならないかなぁ。
他社アプリとの連携がこのままであれば、私がXiaomi Smart
Bandを使うのはこの8が最後になると思います。残念です。
早速インストールしてみましたが、今のところまだ他社アプリとは連携できません。がアプリ画面を見る限りGoogle Fitや睡眠解析アプリ『Sleep as Android』と連携(データの同期)できる可能性を持っていそうです。
期待大です!今後引き続きウォッチしていきます。
- 太陽光下での視認性
太陽光の下での画面の見易さは7と比べて大幅に向上したと感じます。
実際はこの画像より見易いです |
ホーム画面を表示させると一瞬暗めですが、手首を動かさないでいると瞬時に(周囲の明るさに応じた)輝度になります。スリープ解除の誤作動対策やバッテリーの持ちを考慮した細かい配慮ですね😋。太陽光下でも視認性バッチリです。
・操作性
本体の操作性はXiaomi Smart Band 7と8とで大きな差異はないと思います。
ここら辺は7を踏襲しているようですね。
・心拍数の測定
- 測定時間
測定時間は、手首を安定させていれば(動かさなければ)、2~3秒というイメージです。Xiaomi Smart Band 7とほぼ同じですね。
心拍数を測定中…。 |
- 測定結果の表示
測定結果として(小さいですが)過去12時間の履歴もグラフ表示されます。
心拍数の結果表示 |
画面をスワイプ(スライド)すると(詳細は分かりませんが)血中酸素濃度(SpO2)と連携しているらしいデータも表示してくれます。
血中酸素濃度(SpO2)と連携したデータの表示 |
心拍数のアプリでの表示(Mi Fitness画面) |
- 測定精度
以前のモデル(Mi Band
2)の時に電極式(胸につけるタイプ)の心拍計(ハートレートセンサー)と比較していますが、安静時(動かない時)はかなり良い精度でした。。
ただしMi Band
2の場合、運動している時の計測は全く役に立たないレベルの測定結果だったので、当時は「これが光学式心拍計の限界かな」と思っていたのですが、Xiaomi
Smart Band 8はどうですかね
ここらへんは引き続き検証してアップしていきたいと思っています。
・血中酸素濃度(SpO2)の測定
Xiaomi Smart Band 8はXiaomi Smart Band
7同様に血中酸素濃度の常時測定(自動測定)に対応しています。
本機能についてはこちらのブログ内記事(『Xiaomi Smart Band
8で血中酸素濃度(SpO2)を測定する(Mi Band 8)』)で詳しく紹介しています。ご覧ください。
リンク(本ブログ内):Xiaomi Smart Band 8で血中酸素濃度(SpO2)を測定する(Mi Band 8) |
・エクササイズについて
エクササイズの自動検出機能が強化されているようですが、私は使っていない機能なので有効性が分かりません🙇。
Xiaomi商品ページより |
・他社アプリとの連携
Xiaomi Smart
Bandがスマートバンドとして他社の追従を許さなかったのは以下の通りです:
- サードパーティ製のアプリ・製品(バンド・ケーブルなど)が豊富
- Xiaomi Smart Bandは世界的に人気が高いので、サードパーティがいろいろと開発しています。お陰で純正品だけでは出来ない様々なことが実現できています。
- 特にZepp Lifeアプリが他のアプリ(Tools & Mi Bandなど)と連携できるので
- スマートホームのトリガー・アクションとして使えます(Tools & Mi Bandアプリを経由してIFTTT・Tasker・ Automateと連携できます)。
- Google Fitと連携でき他のアプリとのヘルスケア(フィットネス)データの共有が可能になります。
なのですが、Xiaomi Smart Band 8はZepp
Lifeアプリが使用できなくなってしまったので、Google
Fitや各種スマートホーム系アプリなどと連携(データの同期)できません!(Mi Fitnessアプリは他社製アプリとの連携ができないのです)
Xiaomi Smart Band 8は睡眠解析アプリ(Sleep as Android)とも連携できません |
⇒ サードパーティ製アプリを使って他社アプリとのデータの同期ができるようになりました!以下、ご覧ください!
【2024.1.27追記】
サードパーティ製アプリ『Notify for Xiaomi & Mi Fitness』を使うことにより、Xiaomi Smart Band 8と他社アプリ間のデータの同期をすることができます!
詳細は本ブログ内の別記事『Xiaomi Smart Band 8とヘルスコネクトのデータを同期する(Notify for Xiaomi & Mi Fitness使用, Google Fit連携)』で紹介しています。ご覧ください。
リンク(本ブログ内):『Xiaomi Smart Band 8とヘルスコネクトのデータを同期する(Notify for Xiaomi & Mi Fitness使用, Google Fit連携)』 |
・バッテリーの持ち
どれぐらいバッテリーが持つか、について確認しました。
【前提条件:バンドの設定】
主な設定は以下の通りです。血中酸素レベルの測定以外は初期設定(出荷時設定)のままにしています。
- ウォッチフェイス:出荷状態
- 『アプリ通知』:オン
- 『着信』:オン
- 『アラーム』:設定なし
- 『イベント』:設定なし
- 『天気予報』:設定なし
- 『世界時計』:設定なし
- 『心拍数』の連続モニタリング:スマート
- 『睡眠」の高度なモニタリング:OFF
- 『血中酸素レベル』の終日トラッキング:オン
- 『ストレス』の終日モニタリング:OFF
- 『スタンディング』の立ち上がることをリマインド:OFF
- 『統計』の目標達成リマインダー:オン
- 『活力スコア』の設定の目標達成通知:OFF
- 『バイブレーション』:デフォルト(全項目)
- 『スリープモード』:OFF
- 『DNDの同期』:オン
- 『ディスプレイ(※)』:
- 明るさ:自動
- 自動ロック:5秒
- 持ち上げてスリープ解除:設定時刻(8:00〜22:00)にオン
赤字:出荷時設定からの変更点
※:ディスプレイの設定はアプリではなくバンド本体の『設定』で行います。
この状態で
- バッテリーの持ち(100%⇒0%):17.3日間(416.5時間)
でした。
私の使い方がXiaomi Smart Band
7の時とは異なるので直接の比較はできませんが、感覚的には7よりもバッテリーの持ちは良くなった感じです。
(Xiaomi Smart Band 7では睡眠解析アプリ(Sleep as
Android)と連携して睡眠解析を行っていましたが、Xiaomi Smart Band
8は(今のところ)Sleep as
Androidとは連携できないので使い方が異なっています。)
- バッテリー残量が少なくなった時の通知・表示
バッテリー残量が減ってくると、本体にはこんな感じで表示が出てきます。
・充電について
- 充電ケーブル
充電ケーブルは専用ケーブルです(USB type-Aからの給電です)。Xiaomi Smart
Band 7の充電ケーブルとは似ていますが互換性がありません。
似ていますが互換性はありません |
Xiaomi Smart Band 7との互換性はありませんが、Xiaomiの他の製品(Redmi
Watch, Redmi Band, Xiaomi
Bandなど)との互換性はあるようです。本機はそちらを優先したようです。
専用ケーブルなので我が家には予備がありません。そこで(ケーブルの断線・紛失に備えて)速攻でサードパーティ製の格安充電ケーブルを購入しました。
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注文から到着まで少し時間はかかりましたがAmazonで235円でした。充電ケーブルとして問題なく使えています。
- 充電時間
実測したバッテリーの充電時間は:
- 充電時間(5%⇒100%):53分
でした。速い!です。
Xiaomi Smart
Band 7より大幅に短縮されています(7の充電時間は約2時間です)、
ちなみに本機の充電電流は210mAでした。
ただいま充電中。充電電流は210mA |
Xiaomi Smart Band
7の充電電流が60mAだったことを考えると、充電時間が短縮されたことも納得ですね。
・外形寸法およびバンド
- 外形寸法
Xiaomi Smart Band 8を実際にノギスで測ってXiaomi Smart Band
7と比較してみました。
長さ:
- Xiaomi Smart Band 7:46.3mm
- Xiaomi Smart Band 8:46.7mm
幅:
- Xiaomi Smart Band 7:20.6mm
- Xiaomi Smart Band 8:22.4mm
だいたい一緒ですかね。
- バンドについて
Xiaomi Smart Band 7とXiaomi Smart Band
8ではバンドの取り付け構造が全く異なります。ここが8での(アプリ以外の)もう一つの大きな変更点です。
8からバンドはセパレートタイプになりました |
機械的にしっかりした取り付け構造になったので、サードパーティ製のバンドも安心して購入・使用することができます。
Xiaomi Smart Band 7と8ではバンドの取り付け構造が全く異なります |
私は今回の8でもメタルバンドを使っています。ゴムバンドのチープ感が無くていい感じです。
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●改善要望点
とにかく、他社アプリ(Google FitやTools & Mi Bandなど)との連携(データの同期)を(Zepp Lifeアプリ同様な感じで)復活させて欲しいです。それだけです。
⇒ サードパーティ製アプリを使って他社アプリとのデータの同期ができるようになったので今は言うことはありません!
●まとめ
今回のXiaomi Smart Band 7→8では仕様の大幅な変更がありました。
ハードウェアとしての使い勝手はとても良くなったと思います:
- バッテリーの持ちが良くなったと感じます
- 充電時間は短くなりました
- 視認性が向上しています
- サードパーティ製のバンドも安心して使えるようになりました
ところがソフト的な観点でいうと:
- Xiaomi公式アプリ(Mi Fitness)では他社アプリとの連携(データの同期)ができなくなってしまいました
このことでXiaomi Smart
Bandを使うメリットがゼロになってしまったと思います(これでは他の格安スマートバンドに対する優位性がありません)。
⇒ サードパーティ製アプリを使って他社アプリとのデータの同期ができるようになりました!以下、ご覧ください!
・他社アプリと連携(データの同期)できました!『Notify for Xiaomi & Mi Fitness』アプリ
Xiaomi Smart Band 8と繋げることができるサードパーティ製アプリ『Notify
for Xiaomi & Mi Fitness』を見つけました!
Notify for Xiaomi & Mi Fitness (- Google Play) |
【2024.1.27追記】
2024年1月17日のアップデートで、このアプリがついに他社アプリとのデータの同期に対応しました!
詳細は本ブログ内の別記事『Xiaomi Smart Band 8とヘルスコネクトのデータを同期する(Notify for Xiaomi & Mi Fitness使用, Google Fit連携)』で紹介しています。ご覧ください。
リンク(本ブログ内):『Xiaomi Smart Band 8とヘルスコネクトのデータを同期する(Notify for Xiaomi & Mi Fitness使用, Google Fit連携)』 |
○【おまけ】ペンダント(ネックレスモード)・ランニングクリップ(ペブルモード)について
このXiaomi Smart Band
8からネックレス(ペンダント)モード・ペブル(ランニング)モードを搭載しています。
Xiaomi商品ページより |
これらのモードへの切替はMi Fitnessアプリから行うことができます。
Mi Fitnessアプリ画面 |
それぞれのモードについて、本ブログ内で使用感を紹介しています。
ペンダント(ネックレスモード)についてはこちらです。
リンク(本ブログ内):『Xiaomi Smart Band 8をペンダントとして使ってみる(Mi Band 8 ネックレスモード)』 |
ランニングクリップ(ペブルモード)についてはこちらです。
リンク(本ブログ内):『Xiaomi Smart Band 8をランニングクリップに付けて使ってみる(Mi Band 8 ペブルモード)』 |