日本国内での発売が待たれていたXiaomi Smart Band 8(Mi Band
8)。ようやく発売されましたね。早速購入しました。
今回は血中酸素濃度(SpO2)の測定について特出しで紹介します。
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本記事では手動測定・自動測定(常時測定)の両方について紹介します。
■Xiaomi Smart Band 8での血中酸素濃度(SpO2)の測定
●使用するアプリ
Xiaomi Smart Band 7(Mi Band 7)まで使用可能だった『Zepp
Life』はこの8では使用できないようです😥。
その代わりに使えるアプリはコレです。
Mi Fitness (Xiaomi Wear) (- Google Play) |
●測定方法
・手動測定
バンドのメニューで『血中酸素レベル』をタップすると測定を行うことができます。
わざわざメッセージが出るぐらいなので、心拍数の測定よりも精度が求められる測定のようです(心拍数測定のときはこのような表示はでません)。
いよいよ(ようやく😅?)測定が始まります。測定には実測で15秒~30秒ぐらいかかっています(以下は測定中の状態)。
ただいま測定中…( |
以下の画面は血中酸素濃度の数値が表示されていますがまだ測定中です。
まだまだ測定中… |
測定が完了するとこんな感じです。
測定完了! |
測定履歴画面 |
スマホアプリ(Mi Fitness)で確認するとこんな感じです。
Mi Fitnessアプリでの血中酸素濃度の表示 |
測定自体は簡単ですね😋。
ただし比較対象がないので測定値がどの程度の信頼性があるのか分かりません😅。(心拍数の場合は電極式の心拍計と比較できたのですが…。)
ですが、目安としては十分役に立ちそうです♬
【おまけ:測定失敗時】
ちなみに測定中にバンド(手首)が動いてしまったりして、測定に失敗すると以下のメッセージが表示されます。
測定失敗!時のメッセージ |
この時は手首をじっとさせて再測定してみてください。
- 測定時間(Xiaomi Smart Band 6, 7との比較)
測定にかかる時間はXiaomi Smart Band 7とだいたい一緒です(個人の感想です)。
【測定時間比較(実測)】
- Xiaomi Smart Band 6:30秒~1分
- Xiaomi Smart Band 7:15秒~30秒
- Xiaomi Smart Band 8:15秒~30秒
この点での7からの改善はなさそうです。
・自動測定(常時測定)
- アプリの設定
Mi Fitnessアプリで『血中酸素レベル』>『終日トラッキング』をONにするだけです。
Mi Fitnessアプリの『血中酸素レベル』画面 |
今後のファームウェア・アプリのアップデートに期待です。
- 測定結果
以下が24時間測定してみた結果です(バンドは入浴時以外は腕に取り付けっぱなしです)。
1日単位(0:00~23:59)の測定結果(履歴は赤い点のグラフ)がアプリに表示されます。
測定結果(Mi Fitnessアプリ画面) |
Xiaomi Smart Band 7(Zepp
Lifeアプリ)では確認できた測定間隔(時間)ですが、残念ながら8(Mi
Fitnessアプリ)では確認できないようです。(ちなみに7の時は5分間隔で測定していました。)
またバンド自体にも(小さいですが)過去12時間の測定履歴が赤い点でグラフ表示されます。
バンド本体の測定結果表示 |
【おまけ:バンドの締め付けが弱い時の履歴】
バンドの締め付けが弱いと測定値がかなりフラつくようです。
(以下はXiaomi Smart Band
7での例ですが、8でも同様なことが起きていることを確認しています。)
バンドの締め付けが弱い間は測定値がフラつくようです(本画面はXiaomi Smart Band 7の例) |
- バッテリーの消費量
血中酸素濃度の常時測定を行った場合にどれぐらいバッテリーを消費するか、について確認しました。
【前提条件:バンドの設定】
主な設定は以下の通りです。血中酸素レベル以外は初期設定(出荷時設定)のままにしています。
- ウォッチフェイス:出荷状態
- 『アプリ通知』:オン
- 『着信』:オン
- 『アラーム』:設定なし
- 『イベント』:設定なし
- 『天気予報』:設定なし
- 『世界時計』:設定なし
- 『心拍数』の連続モニタリング:スマート
- 『睡眠」の高度なモニタリング:OFF
- 『血中酸素レベル』の終日トラッキング:オン
- 『ストレス』の終日モニタリング:OFF
- 『スタンディング』の立ち上がることをリマインド:OFF
- 『統計』の目標達成リマインダー:オン
- 『活力スコア』の設定の目標達成通知:OFF
- 『バイブレーション』:デフォルト(全項目)
- 『スリープモード』:OFF
- 『DNDの同期』:オン
- 『ディスプレイ(※)』:
- 明るさ:自動
- 自動ロック:5秒
- 持ち上げてスリープ解除:設定時刻(8:00〜22:00)にオン
赤字:出荷時設定からの変更点
※:ディスプレイの設定はアプリではなくバンド本体の『設定』で行います。
この状態で24時間の自動測定(常時測定)を行った場合、
24時間のバッテリー消費量:5%(測定開始時:64% ⇒ 24時間後:59%)
でした。
感覚的には7よりバッテリーの持ちは良さそうですね(個人の感想です)。
●睡眠解析アプリ『Sleep as Android』との連携
Xiaomi Smart Band 7まで出来ていた睡眠解析アプリ『Sleep as Android』との連携ですが今回は雲行きが怪しいです。今のところ出来ていません。
というのも、7まで使うことができたZepp Lifeアプリが8では使えないからです。
7まではZepp Lifeアプリと連携している『Tools & Mi Band』というサードパーティ製アプリ経由でSleep as
Androidと接続できたのですが、果たしてTools & Mi BandがMi
Fitnessに対応してくれるかどうか、心配だなぁ、不安だなぁ、対応して欲しいなぁ、という感じです。
そもそも論なのですが、『安くてサードパーティ製のアプリ・ハードが豊富』なのがXiaomi
Smart Bandの最大の魅力だと思うのですが、なんとかならないかなぁ。
●Google Fitとの連携
Xiaomi Smart Band 7まではZepp Lifeアプリ経由でGoogle
Fitと連携する事ができました。ですが、残念ながらMi
Fitnesアプリは現時点ではGoogle Fitとは連携できないようです😥。
今のところ、Mi Fitnessがデータを連携できるのはZepp
Life(データの移行のみ?)とStravaだけ(?)のようです。
Mi Fitnessが連携しているアプリ |
●改善要望点
- このバンドへの要望ではありませんが、Tools & Mi BandアプリがMi Fitnessアプリに対応して欲しいです。そうすればSleep As AndroidやGoogle Fitとの連携が可能になります。『安くてサードパーティ製のアプリ・ハードが豊富』なのがXiaomi Smart Bandの最大の魅力です。なんとかならないかなぁ。
- 『・自動測定(常時測定)』のところにも記載しましたが、常時測定を行う場合に測定間隔や測定時間帯などの細かい設定が残念ながら一切できません。今後のファームウェア・アプリの改善に期待です。
●まとめ
7からバージョンアップしたXiaomi Smart Band
8ですが、血中酸素濃度測定という観点では特筆すべき性能・機能向上は(今のところ)残念ながら見いだせません。
Zepp Lifeアプリが使えなくなったので私にとっては機能ダウンかもれません😥。
Xiaomi Smart Band 8全体のレビューは別途アップしますね。