Mi Band 7で血中酸素濃度(SpO2)の常時測定を使ってみる(Xiaomi Smart Band 7)

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【2023.10.11追記】
最新のXiaomi Smart Band 8(Mi Band 8)での血中酸素濃度(SpO2)の測定についても記事をアップしました(本ブログ内記事Xiaomi Smart Band 8で血中酸素濃度(SpO2)を測定する(Mi Band 8)』)



Mi Band 7でついに常時測定が可能になった血中酸素濃度(SpO2)の測定について今回は特出しで紹介します。
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ブログタイトルには『常時測定』と書いてしまいましたが😅、本記事では手動測定についても紹介しますね😋。


■Mi Band 7での血中酸素濃度(SpO2)の測定

●使用するアプリ


Mi BandをはじめとするXiaomiの機器を管理・制御するためのスマホアプリです。以前は『Mi Fit』というアプリ名でしたが、今は『Zepp Life』という名前になっています。


●測定方法

・手動測定

バンドのメニューで『血中酸素』をタップすると測定を行うことができます。

出てきた画面で回転矢印をタップすると計測開始になります。

と思ったら、「バンドをしっかり締めてください・動かないでください」という旨のメッセージが出るので下のチェックボタンをタップします。

わざわざメッセージが出るぐらいなので、心拍数の測定よりもセンサーの密着精度が求められる測定のようです(心拍数測定のときはこのような表示はでません)。

いよいよ(ようやく😅?)測定が始まります。測定には実測で15秒~30秒ぐらいかかっています(以下は測定中の状態)。
ただいま測定中…(この画面で表示されているのは心拍数)

以下の画面は血中酸素濃度の数値が表示されていますがまだ測定中です。
まだ測定中…


測定が完了するとこんな感じです。併せて心拍数も測定してくれています。
測定完了!

アプリで確認するとこんな感じです。この時は2回測定しています。
(測定値はバンドの締め具合によって変わるようです。)
Zepp Lifeアプリでの血中酸素濃度の表示(2回測定してみた結果を表示しています)

測定自体は簡単ですね。
ただし比較対象がないので測定値がどの程度の信頼性があるのか分かりません😅。(心拍数の場合は電極式の心拍計と比較できたのですが…😅。)
ですが、目安としては十分役に立ちそうです😄♬

【おまけ:測定失敗時】
ちなみに測定中にバンド(手首)が動いてしまったりして、測定に失敗すると以下のメッセージが表示されます。
測定失敗!時のメッセージ

この時はチェックボタンをタップすると再測定が始まるので、手首をじっとさせて測定してみてください。


- Mi Band 6との比較(測定時間)

Mi Band 6よりも測定にかかる時間が短くなっています(個人の感想です)。

【測定時間比較(実測)】
  • Mi Band 6:30秒~1分
  • Mi Band 7:15秒~30秒
ハード・ソフト共に改善されているようですね😋。


・自動測定(常時測定)

- アプリの設定

Zepp Lifeアプリで『継続的な血中酸素飽和度のモニタリング』をONにするだけです。

※測定間隔や測定を行う時間帯の設定はできません(アプリにそういう機能がありません😅)。
今後のファームウェア・アプリのアップデートに期待です。

またこの機能をONする時に以下のような『バッテリーの消費が大きくなるよ』的なメッセージが表示されます。

本件については実際にどれぐらいバッテリーを消費するかを以下で確認します。


- 測定結果

以下が24時間測定してみた結果です(バンドは入浴時以外は腕に取り付けっぱなしです)。
その日1日の測定結果がアプリに表示されます。

『履歴データ』を見ると、5分に1回は測定を行っているようです。
血中酸素濃度の常時測定は5分に1回

履歴の時間間隔が空いているときは(恐らく)測定に失敗した時だと思います。

またバンド自体にも(小さいですが)過去12時間の測定結果が赤い点でグラフ表示されます(但し0:00にリセットされます)。
過去12時間の血中酸素濃度の測定結果がグラフ表示(赤い点)されます

【おまけ:バンドの締め付けが弱い時の履歴】
バンドの締め付けが弱いと測定値がかなりフラつくようです。
バンドの締め付けが緩い間は測定値がフラつくようです


- バッテリーの消費量

血中酸素濃度の常時測定を行った場合にどれぐらいバッテリーを消費するかを確認しました。

【前提条件:バンドの設定】
以下のように血中酸素濃度測定以外の機能は全てOFFにしています。
  • 連続心拍数モニタリング:OFF
  • 高精度の睡眠モニタリング:OFF
  • 1日のストレスモニタ:OFF
  • 各種通知:OFF
  • 画面の常時表示:OFF
  • 手首を持ち上げての画面の表示:OFF
  • 画面の表示時間:5秒

この状態で24時間の自動測定(常時測定)を行った場合、
24時間のバッテリー消費量:7%(測定開始時:89% ⇒ 24時間後:82%)
でした。

測定を行っている回数が多い割に(しかも1回の測定時間は長いのに)、バッテリー消費は少ないような気がします。


●睡眠解析アプリ『Sleep as Android』との連携

期待しているMi Band 7とSleep as Androidの連携による睡眠中の血中酸素濃度のモニタリングですが、結論から言うとまだ連携できません。
Tools & Mi BandがMi Band 7をサポートしSleep as Androidとの連携ができるようになりました。【2022.8.25】

原因のひとつですが、Mi BandとSleep as Androidを連携するサードパーティ製アプリである『Tools & Mi Band』がまだMi Band 7をサポートしていないのです😥(2022.7.19現在)。

早くサポートしないかなぁ~。
てな感じで、今のところ残念な内容になっていますがSleep as Androidとの連携の件は引き続きウォッチしていきます。

なのですが、今のところSleep as Androidの睡眠解析で血中酸素濃度の測定を行うことはできません😥。


●Google Fitとの連携

そこで、次なる手段としてZepp Lifeアプリ(Mi Band 7)を直接Google Fitと連携してみました。ですが…。

連携自体は簡単です。Zepp Lifeアプリの『アカウントを追加』で『Google Fit』を選択し、あとは画面の指示に従うだけです。
Zepp Lifeアプリ(Mi Band 7)とGoogle Fitの連携方法

結果、Zepp Lifeアプリ(Mi Band 7)の血中酸素濃度はGoogle Fitには反映されませんでした😥。
Zepp Lifeアプリの血中酸素濃度情報はGoogle Fitに反映されない


●改善要望点

  • 『・自動測定(常時測定)』のところにも記載しましたが、常時測定を行う場合に測定間隔や測定時間帯などの細かい設定が残念ながら一切できません。今後のファームウェア・アプリの改善に期待です。
  • せっかく血中酸素濃度(SpO2)の常時測定に対応したのですが、Sleep as Androidで睡眠中の血中酸素濃度の測定を行うことはできません😥。本件はMi Band 7自体の問題点ではなく、Tools & Mi bandまたはSleep as Android側の問題だと思うのですが、改善して欲しいですね。
  • せめてZepp Lifeアプリの血中酸素濃度(SpO2)はGoogle Fitと連携できるようにして欲しいです。


Mi Band 7全体のレビューは別途アップします!
➡以下、アップしました!【2022.8.7】
リンク:『スマートバンドをMi Band 6からMi Band 7へアップグレードしてみる(Xiaomi Smart Band 7)





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