格安アームバンド型ハートレートモニター(光学式心拍計)を使ってみる(CYCPLUS Heart Rate Monitor H1)

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私の中で以前から気になっていたアームバンド型のハートレートモニター(胸に巻くタイプの電極式よりも装着が楽そうで、リストバンド型(腕時計型)の光学式よりは精度は高そうだと思っていました)。

Amazonのタイムセールで安かったので(3,324円)ポチってしまいました。

今回はこの心拍計の使用感を紹介します。


■格安アームバンド型ハートレートモニターの使用感

●製品仕様

・取説およびパッケージより

(以下、具体的な数値や規格名は製品に記載されているものです。)
  • 大きさ・重さ
    • 大きさ:43mm*44mm*12mm
    • 重さ:13g
思っていたより小さいですね。腕時計と同じぐらいです。しかもバンドを含めてもとても軽いです。
腕時計と同じぐらいの大きさ
  • 電源
    • USB充電式(乾電池式ではありません)
付属の専用USB充電ケーブルにより充電します。マグネット式で本体裏面にピタッと取り付きます(方向性があり、逆向きだと磁石が反発してケーブルと本体が密着しません。下記写真の+-の表示はケーブルが断線した時の修理用の備忘録です)。 

ですが、専用ケーブルなので不具合があった場合は代替手段が無いのがちょっと不安ですが…。 
【2022.9.5追記】Amazon等で販売されている2つの電極ピン間の距離が2.84mmの充電ケーブルは使えそうです。以下のケーブルは動作(充電)の確認済みです。

スマートウォッチ USB充電ケーブル ピン間の距離 2.84mm 対応(2ピン間の距離は2.84mm) - Amazon
    • 充電時間:30分
    • バッテリーの持ち:20時間
  • ペアリング(通信)規格:ANT+, Bluetooth 4.0(BLE : Bluetooth Low Energy)
  • 防水性能:IPX6
  • 付属品
  • バンドと専用USB充電ケーブル、そして取説(日本語対応)です。 
CYCPLUS Heart Rate Monitor H1 付属品


・スマホとの直接ペアリングについて

本機はBluetoothに対応しているのでスマホと直接ペアリングすることができるようです。サイクリング用途に限らずStrava等のスマホアプリでも本機を直接使うことができるハズです(私は試してはいませんが)。
対応アプリ(Amazon商品紹介ページより)


●使用感

スマホとも直接ペアリング可能な本機ですが、私はサイコン(サイクルコンピュータ)とペアリングして使っています。
本記事ではサイコン(サイクルコンピュータ:XOSS G+)とANT+で接続しています


・外観・装着感

バンドはマジックテープ式でいい感じです。腕にピタッと固定されます。光学式心拍計ではセンサー部が身体の動きでズレないことが正確な心拍数の測定をする上でとても重要ですが、本品はズレそうな感じが全くありません。
実際に腕に付けたところ(手首につけているのはMi Band 6)

外観は本体・バンドともにAmazonの商品紹介の画像よりチープな感じですが、実用上は何ら問題ないので、『見た目より機能』派の私は全く気になりません。

と言いつつ(見た目ではなくて)バンドの耐久性が多少心配ですが、バンド幅は20mmなので付属のバンドの替わりに腕時計用の様々なバンドが使えると思います(腕の太さにもよると思いますが😅)。
バンド幅は20mmです


・サイクルコンピューターとのペアリング

ペアリングしたサイクルコンピュータは以前に紹介した格安のXOSS G+です(このサイコンについてはこちらの記事:『格安GPSサイコン(サイクルコンピュータ)を使ってみる(XOSS G+)にて紹介しています)。
リンク(ブログ内):『格安GPSサイコン(サイクルコンピュータ)を使ってみる(XOSS G+)

このサイコンは通信規格としてはANT+にのみに対応しているので、今回はANT+でのペアリングになります。

ペアリング方法は簡単です。本ハートレートモニターのボタンを長押するとペアリングモードになりサイコンとペアリングすることができます。


・日々の操作・表示

本機は電極式ハートレートモニターのような自動ON/OFF機能はありません。また、光学式である本機はセンシングの時にLEDを光らせるので消費電力が電極式より大きくなります。使用後は忘れずに電源をOFFするようにしましょう。

操作はペアリングの時と同じく本体ボタンになります。


- 計測開始(電源ON):『本体のボタンを軽く押す(緑LEDが3回点滅した後心拍計が起動)』(取説より)

ボタンを押しすと緑LEDが3回点滅した後、続けてLEDが赤・緑の点滅を交互に繰り返しサイコンとの接続待ち状態(?)になります。サイコンに心拍数が表示されるまでは20秒ぐらいです。

(取説によるとバッテリーが無くなった時(残量20%未満)の場合、電源ON時に赤LEDが3回速く点滅するようです。)


- 計測中の表示

計測中も心拍数に応じてLEDが点滅します。点滅の仕方は取説によると以下の通りです。
私の場合、服で隠れてしまうので確認してはいません…😅。

「測定中のLEDの点滅なんてバッテリーの無駄遣いだよね。」とも思いますが、本機は自動電源OFF機能のないので電源のON状態を示す意味でも必要なのかもしれませんね。


- 計測終了(電源OFF):『本体のボタンを軽く押す』(取説より)

この操作により測定中を示すLEDが消灯し計測が終了したことが分かります。

再記になりますが、測定完了時には忘れずに電源をOFFしましょうね。


- ボタンの操作感

本機は表面に物理ボタンがあるので押せたのかどうかが分かりづらいです。腕時計のように側面にボタンがあってくれれば押しやすいのになぁ、とは思いますが。

防水性能とかも考えるとこの価格でサイドボタンを実現するのは難しいのかもしれません(個人の感想です)。
スマートウォッチのようにタッチパネルなら話はまた別ですが、この価格帯であることを考えればタッチパネルは不要ですね😋。


・バッテリー

- バッテリーの持ち

仕様上は20時間とのことですが、まだ実際にバッテリーの最後まで使っていないので分かりません😅。

対応している通信方式がBLEとANT+なので、(コイン電池対応の機種が非常に持つ事を考えると)本機も仕様通りに結構持ちそうに思いますか(個人の感想です)。

また、取説によるとバッテリーが無くなった時(残量20%未満)の場合、電源ON時にレッドライトが3回速く点滅するようです。

このバッテリーの持ちの情報はいずれ分かりましたら追記しますね(通勤で一日1時間弱の使用なのでしばらくかかりそうですが😅)。


- 充電時間

充電中は赤いLEDが点滅します。
充電中(赤LED点滅)

充電が完了するとLEDが緑に変わり点滅ではなく点灯しっぱなしになります。
充電完了(緑LED点灯)

仕様上の充電時間は30分とのことですが、バッテリーの持ち同様、まだバッテリーが空の状態から充電した事がないので実際の充電時間は分かりません😅(上の写真は購入時の初回充電です)。

こちらも分かりましたらアップしますね。


・心拍数測定の精度

- 電極式ハートレートモニターとの比較

胸に巻く(チェストベルト型)電極式のハートレートモニターと比較してみました。電極式は測定精度が高いので、比較対象として適していると思います。

結果はご覧の通りで良く一致しています。
アームバンド型(光学式)とチェストベルト型(電極式)を同時計測した時の結果

時々多少ズレますが、概してほぼ同じ値を表示してくれます。
(本比較は異なるサイクルコンピュータを使っていますので、ハートレートモニターだけの比較ではなくサイコンの表示方式(時定数など)を含めた比較になっています。結果的に満足のいく一致具合と思っています。)


- 運動中の測定値のふらつき(ブレ)

光学式の心拍計は原理上センサー部が動くと測定が正しくできません。

なのですが、本品はアームバンド型の必然というかしっかり腕に巻かなくてはならないので、そのせいですかね。自転車に乗っても測定値がブレることがなく非常に安定しています。同じ光学式のMi Smart Band(腕時計型)とは大きな差を感じました。。
バンドの締め付け具合の差だと思います

腕時計型(リストバンド型)の場合、そんなにキツくは締めないですよね😅。
※本機もバンドの締め具体がしっかりしていないと腕時計型(リストバンド型)と同じように測定値が暴れてしまいます。
ただ、かなりしっかり締めなくてはならないので、運動中以外の日常的な測定に使うには向いていいないと思います。その意味では腕時計型(リストバンド型)の存在意義はあると思います。


以上、総じて本ハートレートモニターには良い印象を持っています。継続的に使用して気がついたことがあれば追記していきますね😋。




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