スマホアプリの睡眠解析の開始/停止をイチイチ手動で行うのは億劫ですよね(と言いつつスマートバンド独自の睡眠解析の開始/停止の判定は向上はしているとは思いますが、まだまだアテにならないですし)。
スマートスピーカーに「おやすみ」と言ったら照明が消えて、カーテンも閉まって、テレビもOFFになる。という感じのシステムを組んでおられる方は多いと思います。今回はそのルーティンに睡眠解析の鉄板アプリSleep
as Androidの解析開始も含める話の紹介です。
■Google HomeのルーディンをトリガーにしてSleep as
Androidの睡眠解析を開始する方法
●使用するアプリ
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Google Home
スマートスピーカーを使われている方であれば説明は不要だと思いますのでここでは省略します。
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IFTTT
スマートホームには欠かせない、様々なアプリ・サービスを連携してくれるアプリ(クラウドサービス)です。
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Pushbullet
PCやスマホなど複数のデバイス間でメッセージ(テキスト)やファイルを遣り取りすることができるアプリ(クラウドサービス)です。IFTTTやAutomagicと連動してスマートホームのトリガーやアクションに使用することができます。
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Automagic
スマホの様々な自動化をしてくれるアプリです。類似のアプリにTaskerがありますが、本アプリの方がUIが優れており、直感的で使い易いです。実は本アプリはオフィシャルのサポートが終了しているのですが、クラウドサービスでは無くスマホ内のローカルアプリなのでまだまだ現役で使えます(いずればTaskerに移行しなくてはならないと思っていますが)。
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Sleep as Android
睡眠計アプリ(クラウドサービス)です。スマートウォッチ・スマートバンド(Mi
Band 5など)やGoogle
Fitと連携して睡眠解析を行うことができます。また、スマートホームのトリガー・アクションとしても使用することができます。詳細はこちらの記事を参照ください。
※Pushbullet、Automagic、Sleep as
Androidは必ず睡眠解析を行う同一のスマホにインストールしてください。
●各アプリの設定
・Google Homeの設定
ルーティン『おやすみ』にカスタムコマンドを追加し、IFTTTのトリガーとして適当なフレーズ(言葉)を設定します。実際に発声する訳ではないので、フレーズは何でもOKです。ここでは『眠るとき』としました。
このルーティンにカスタムコマンド『眠るとき』を追加します。
以上で、Google Homeの設定は完了です。
・IFTTTの設定
Google
Homeのルーティンで設定したフレーズ(言葉)『眠るとき』をトリガー(IF)にしてPushbulletのメッセージを発行するアクション(THEN)を設定します。
メッセージはAutomagicへの橋渡しをするだけの役割ですのでGoogle
Homeのフレーズ同様、何でもOKです。ここではGoogle
Homeのフレーズと同じ『眠るとき』としました(同じにしたことに意味はありません。別のメッセージでもOKです)。
トリガー(IF)ではGoogle Homeの『Say a simble phrase』でGoogle
Homeのルーティンで設定したフレーズ『眠るとき』を設定します。
アクション(THEN)ではPushbulletの『Push a
note』でPushbulletで発行してAutomagicに渡すメッセージ『眠るとき』を設定します。
以上で、IFTTTの設定は完了です。
・Pushbulletの設定
特に必要ありません
・Automagicの設定
IFTTTで発行したPushbulletメッセージ『眠るとき』をトリガーにしてSleep as
Androidの睡眠解析を開始するアクションとするフローを作成します。
トリガー(Trigger Type)としては『Plugin
Event(Experimental』を選択し、『Plugin』では『プッシュを受け取る』を選択して『CONFIGURE』へ進みます。
開いた画面では、受け取るPushbulletのメッセージの設定を行います。『~を含む』に受け取るメッセージ『眠るとき』を設定して、『差出人』は『誰でも』を選択します。
続いてアクションの設定です。アクション(Action
Type)として『Plugin(Experimental)』を選択し、『Plugin』では『Sleep』を選択して、『CONFIGURE』へ進みます。
開いた画面では『睡眠解析を開始する』を選択します。
以上で、Automagicの設定は完了です。
・Sleep as Androidの設定
特に必要ありません。
以上で全ての設定は完了です。Google Homeに「OK,
Google、おやすみ」と話しかければ、Sleep as Androidの睡眠解析が開始されます。
またMi Band
5と連携している場合には、自動でBluetoothの接続(OFF⇒ON)を行い心拍数の計測を開始します(
Mi Band 5とSleep as Androidの連携方法はこちらを参照ください)。
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睡眠解析中(Sleep as Android)
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ここで紹介した方法はIFTTTやPushbulletを経由しているのでGoogle
Home以外をトリガーにする事ももちろん可能です。