Mi Band 5とSleep as Androidを連携して睡眠中の心拍数を記録する

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本記事の内容はMi Band 6(Mi Smart Band 6)でも有効です。


ついに買ってしまったMi Band 5。長年使ってきたMi Band 2から久々のアップグレードです。今回はこのMi Band 5を使って睡眠時の心拍数を測定する方法を紹介します(この方法はMi Band 2, 3, 4でも有効です。また、Mi Band 2からの変化点を含めたMi Band 5のレビューはこちら)。
Mi Band 5とSleep as Android


■Mi Band 5をSleep as Androidと連携する

Mi Bandは純正アプリMi Fitを使うことによって睡眠計測は可能ですが、ここではスマートホームへの拡張性等も含めてSleep as Androidというアプリを使った方法を紹介します。

●使用するアプリ

  • Sleep as Android
◆公式WEBサイト:Sleep as Android


・特徴

睡眠計アプリです。スマホを枕元(ベッドや敷布団の上)に置くことによって
  • 睡眠中の身体の動き(寝返りなど):スマホの加速度センサーを利用
  • 睡眠中の音声(いびき、寝言など)
  • 睡眠時間
  • 部屋の明るさ
を記録・解析してくれます。
また、Mi Bandをはじめとして様々なスマートバンド、スマートウォッチと連携できて
  • 睡眠中の心拍数
  • 睡眠中の血中酸素濃度:Mi Band 5は対応していません
  • 睡眠中の身体の動き(寝返りなど):バンドの加速度センサーを利用
も記録・解析する事ができます。

スマホのマイクや光センサーも使って解析することにより、スマートバンド単体での解析よりも情報量が増えるので解析精度は上がると考えられます。

さらには
  • Google Fitと連携
  • IFTTTと連携
  • Tasker, Automate, Automagicとの連携

が可能でスマートホームの構築にも役立ちます。
睡眠計測の開始・終了は基本的には手動ですが、スマートホームと連携することにより自動化することが可能です(例:Google Homeに「おやすみ」と言ったら睡眠計測を開始する。など)。


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【2020.12.2追記】

・連携できるスマートバンド・スマートウォッチ

Sleep as Androidと連携出来るスマートバンド・スマートウォッチは今日時点で以下の通りです。
  • Wear OS
    • All Android Wear 1.0 and Wear OS 2.0 devices are supported if they have Play Services e.g.: Moto 360
    • Fossil
    • LG Watch
    • Sony SWR50
    • Asus ZenWatch
    • Huawei, Samsung, Polar but only Wear OS-based
    • TicWatch (only versions with Play Services)
    • … and many more …
  • Xiaomi
    • Mi Band 1 (except 1S), 2, 3, 4, 5
  • Huami
    • Amazfit (Amazfit GTS, Amazfit GTR, Amazfit Bip, Amazfit Bip S, Amazfit Bip Lite, Amazfit Arc, Amazfit Cor, Amazfit Cor 2)
    • Amazfit (Amazfit T-Rex, Amazfit GTS, Amazfit GTR (47mm & 42mm), Amazfit GTR Lite (47mm & 42mm), Amazfit Verge Lite, Amazfit Bip Lite, Amazfit Bip & Amazfit Bip S, Amazfit Mi Dong Cor, Amazfit Arc)
  • Pebble
    • 1 & 2 - all variants
  • Fitbit
    • Ionic, Versa, Versa Lite, Versa 2, Versa Sense, Versa 3
  • Samsung
    • Gear 1,2,2 Neo, S, S2
    • Galaxy Watch, Galaxy Watch Active, Galaxy Watch Active 2
    • Gear Fit 2, Gear Fit 2 Pro
  • Garmin
    • ConnectIQ devices
    • (supported watches)
  • iMacwear
    • iMacwear M7
  • Polar
    • H7
  • Mio
    • Link

最新の連携できるスマートバンド・スマートウォッチの機種情報はこちら(Smartwatches and Wearables)を参照ください。
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  • Tools & Mi Band

Mi Bandの様々な設定をすることが出来るサードパーティ製のアプリです。純正アプリ(Mi Fit)よりも多彩な設定が可能で高機能です。こういったサードパーティ製アプリが充実していることもMi Bandの魅力ですね。
Mi BandをSleep as Androidと連携するために必要なアプリです。


  • Mi Fit

Xaomiが出しているMi Band向けの純正アプリです。
上記したTools & Mi BandをMi Bandと接続する時に必要なアプリなのでインストールしますが、私の場合、このアプリを使ってのMi Bandの設定はほぼ行っていません😅。


●アプリの設定方法

1. Mi Fitの設定

設定はMi Fitから行っていきます。
アプリをインストールしてMi Bandと接続したら、『プロフィール』画面で接続したMi Bandを選択します。

開いた画面で『Bluetoothアドレス』をタップしてMacアドレスをコピーします。

また『心拍数モニタリング』は不要な心拍数測定をしないようにオフにします。(Mi Bandのバッテリー節約のためで、心拍数の測定はTools & Mi Bandからのみ行います。オンにしていてもSleep as Androidの動作に影響はありません。)

また、Google Fitとの連携はSleep as Androidからのみ行わせるため『アカウントの追加』では何も追加しないようにしてください。

Google Fitは追加しません。

これでMi Fitの設定は完了です。


2. Tools & Mi Bandの設定

次はTools & Mi Bandの設定になります。
『設定』画面で『Mi Band Bluetoothアドレス』を選択します。

開いた画面でMi FitアプリでコピーしたMacアドレスを貼り付けます。

次に『心拍数』画面で
①『心拍計』はON
②『継続的な測定』のチェックボックスは外す
③『測定間隔』を適切な値
に設定します。
(『継続的な測定』を有効にすると、連続的に心拍数を測定するので、Mi Bandのバッテリーの減りが早くなります。)

次に同じ『心拍数』の画面で『Google Fit』はオフ(同期しない)にします(Google Fitとの連携はSleep as Androidからのみ行わせるためです)。

Tools & Mi Bandの設定は以上です。


3. Sleep as Androidの設定

最後にSleep as Androidの設定になります。
『設定』画面で『ウェアラブル端末』を選択します。

開いた画面で『スマートウォッチ』を選択します。

開いた画面で『Xaomi Mi Band Tools & Mi Band』を選択します。
すぐ下に類似の『Xaomi Mi Band Notify & Fitness for Mi Band』がありますが、こちらは選択しないでください。

戻ってきた『ウェアラブル端末』の画面で『心拍数モニタリング』のチェックボックスをチェックします。

ここまででMi BandとSleep as Androidの連携は完了です。Sleep as Androidで睡眠の計測を行うと、Mi Bandで取得した睡眠中の心拍数と身体の動きが表示されます(赤線:心拍数、緑:身体の動き、橙線:部屋の明るさ、音声:下の方のアイコン。2段めのグラフは眠りの深さの分析結果)。

最後にSleep as AndroidとGoogle Fitの連携方法について紹介します。
Sleep as Androidの『設定』画面で『各種サービス』を選択します。

開いた画面で『Google Fit』のチェックボックスをチェックします。

Google Fitの『プロフィール』>『(設定アイコン)』>『接続済みのアプリを管理』の画面でSleepが表示されれば連携は完了です。
Google Fit画面

以上で設定は完了です。
Google FitでSleep as Androidで取得した睡眠時間と心拍数のデータが表示・保存されます。


スマートホームとの連携については別途紹介しますね。
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