お気に入りの掛け時計を電波時計に改造する(アナログ時計ムーブメント SEIJI MRC-250使用)

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昔々にアキバのパーツ屋のワゴンセールで買った掛け時計。チープ感満載ですが、シンプルなカワセミのデザインが気に入って長年使ってきました。

我が家の時計の電波時計化に伴って、この時計も電波時計にするべく改造しましたので、今回はその紹介です。


■掛け時計を電波時計に改造する

●改造可能な時計(今回改造することができた時計)

ムーブメント(時計の動く部品)がユニット化されていて、そのユニットが(後述する)電波時計用のムーブメントのユニットと同一サイズであれば改造できる可能性があります。安価な時計はどうやら同一のユニットサイズのムーブメントを使っていることが多いようなので(規格化されているのかな?)、お手持ちの時計を確認してみてください。
ムーブメント(時計背面)

ムーブメント(本画像は元々時計に付いていたムーブメント)

【注意】ユニットサイズが同じでも対応できる文字盤厚みや穴径、ムーブメントのシャフト長が改造したい時計に対応していないと交換はできないと思いますのでご注意ください。


●使用するハードウェア

・ムーブメント

電波時計対応のムーブメントは何種類も販売されています。Amazonでも複数扱われていますね。

私が使ったのはコレです。
手作り時計用ムーブメント 『クラフト電波ムーブメント MRC-250』 SJC SEIJI 誠時 - Amazon

元々は自作時計用のムーブメントのようですが、上記したようにムーブメントユニット本体のサイズ(縦✕横)はある程度統一されているようなので今回使用することができました。


- 製品仕様(取説メーカー商品ページより)

  • 製品品番:MRC-250
  • 時刻精度(クオーツ作動時):平均月差±30秒以内
  • 受信周波数:40kHz/60kHz(自動選局)
  • 受信時間:約3~16分
  • 受信回数:1日6回(奇数時)
  • 使用温度範囲:-10℃~+60℃
  • 使用電圧範囲:1.3V~1.7V
  • 秒針通常運用時消費電流:平均175uA
  • 使用電池:アルカリ単3電池(1.5V)1個
  • 電池寿命:約1年
  • 対応文字盤:
    • 6角ナット使用時:厚み3mmまで、穴径8mm
    • 丸ナット使用時:厚み5mmまで、穴径10mm
  • 付属品:ハンガー、ゴムパッキング、ワッシャー、六角ナット、丸ナット、ナット回し工具、取説
付属品:取説

取説はメーカーサイトのこちらからもダウンロードできます。


- ムーブメント選びのポイント

本機と同じメーカー(誠時 SEIJI)から何種類かの電波時計ムーブメントが出ていますが、選ぶときのポイントは以下のような感じです。
  • ユニット本体の縦✕横(長さ✕幅)が交換前のムーブメントと同一であること
  • 対応している文字盤厚みや穴径、およびムーブメントのシャフトの長さが改造したい時計に適合すること


・針

上記SEIJIのムーブメントに適応した針であれば様々な形のモノが販売されています。
私が選んだのはムーブメントと同一メーカー(SEIJI)のコレです。
時計針 SH-21BK - Amazon


●改造(ムーブメント・針の交換)方法

・ムーブメントと針の取り外し

外し方は時計によって異なると思いますので、改造したい時計を壊さないようにムーブメントと針を頑張って外してください😋。
取り外したムーブメントと針(針は取り外す時に曲げてしまいました😅)


・ムーブメントと針の取り付け

ムーブメント自体は元あった場所に付けるだけですが、針は適当に付けてはいけません。針を付ける時にはムーブメントの取説にそのやり方が詳しく書いてありますので、それに従って取り付けてください。
電波時計ムーブメント取説

針は曲がりやすいので気をつけてくだざいね。
交換完了~

以上で改造は完了です。


●使用感

ムーブメントと針の交換が終わったら、ムーブメントの取説に従ってムーブメントを起動すると電波の受信を開始し、15分程度で現在時刻で動き出します。


・受信感度

市販の電波時計と比較して受信感度に遜色はないと思います。


・電池の持ち

電波時計にする前のムーブメントは前回の電池交換がいつだったか忘れるぐらいに交換が不要ですが、この電波時計ムーブメントは年に一度程度の頻度で電池交換が必要です。

ですが時刻がズレて都度時刻を合わせる手間を考えると大したことではないですよね。


●まとめ

ムーブメントと針の交換により、お気に入りの掛け時計が電波時計に変わりました。正確に時刻を刻んでくれます♪




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