スマートウォッチを使い始めてから、着用する事がめっきり減ってしまったファッションウォッチ(普通の腕時計)。
本当は着けたいんだけど、スマートウォッチの機能は手放せません。そこで、ひとつのバンドの表側(手の甲側)にはファッションウォッチ、裏側(手のひら側)にはスマートウォッチを取り付ける事を長年(😅?)考えてました。
で、SEIKO5とXiaomi Smart Band 9をひとつのバンドに取り付ける事には成功し、本ブログでも紹介しましたが、残念ながら全く同じ手法はチプカシには使えませんでした。
そこを何とかしました!これが完成形です!
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今回はその紹介します。
■1つのバンドにチプカシとスマートウォッチを取り付ける - 両立・併用(マグネット式バックルバンド CASIO Collection & Xiaomi Smart Band 9)
●狙い(目標とする仕様)と課題
・狙い(目指す仕様)
- 方針:
- マグネット式のバンドでチプカシとスマートウォッチを一体化する
- 取り付ける時計:
- 手の甲側:チプカシ(CASIO Collection)
- 手のひら側:スマートウォッチ(Xiaomi Smart Band 9)
- バンド:メタル製(金属製)バンド
- そのほか:
- (チプカシとスマートウォッチ以外の)パーツはできれば同一色(今回はブラック)する
- できれば(特別な工作無しで)市販品のみで実現したい
・問題点(課題)
SEIKO5を使った時は、バネ棒と時計本体のすき間が広く、そこにバンドを通していました。
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SEIKO5ではこうしたのですが… |
ところがチプカシの場合、このすき間が狭いため、バンドが通りません😥。
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チプカシはバンドが通せません |
そこを何とかしたのですが、今回は全く新しいアプローチを取った訳ではなく、SEIKO5の時の手法のアレンジで乗り切りました。
以下、紹介します。
●使用するパーツ(部品)
・パーツ一覧
今回使用するパーツ(部品)は次の通りです。
- チプカシ
- チプカシ用のバンドアダプター(2種)
- スマートウォッチ
- スマートウォッチ用のバンドアダプター
- スマートウォッチのバンド幅を変換するアダプター
- バンド
- そのほか(小物):
- 磁石
- バネ棒
以下、それぞれ紹介します。
・チプカシ(CASIO Collection)
CASIOの格安腕時計シリーズ、通称”チプカシ”(チープカシオの略)。
薄型で小さなウォッチフェイス。とても気に入って何本も持っています。
今回、この記事で使ったのはコレです。
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私がAmazonで購入した時は1286円(2023.6.30時点)の激安でしたが、今は6380円ですね。物価高ですね~。
適合するバンド幅は18mmです。
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・チプカシ用のバンドアダプター(2種)
今回『バンドがチプカシとバネ棒のすき間を通らない』問題を解決するために2種類のアダプターを使いました。
(パーツの入手性もあって、1つのアダプターでは解決できず今回は2つのアダプターを使いました。使い方は後述します。)
- アダプター1
まずはチプカシバンド部に取り付けるアダプターです。
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チプカシのバンド幅を18mm⇒20mmに変換してくれます。
Amazonで238円でした(2025.2.19時点)。
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付属品は18mmのバネ棒です。
- アダプター2
もう一つのアダプターはバンド幅を20mmから18mmに戻しつつ、バンドを通せるすき間を確保できるアダプターです。
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Amazonで719円でした(2025.2.25時点)。
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Amazon商品ページより |
購入して実際にモノを確認するまでは、このアダプターでバンドが通せるかどうか分からなかったので勝負でしたが、結果は上手くいきました!
・スマートウォッチ(Xiaomi Smart Band 9)
謂わずと知れた格安高性能スマートウォッチ(スマートバンド)ですね。
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詳しい説明は省略します😋。
私はMi Band 2の時から愛用しています(『Mi Band』は『Xiaomi Smart
Band』の旧名称です)。
今回の9は黒のメタルバンドとの組み合わせでこれまで使ってきました♪
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Xiaomi Smart Band 9 |
・スマートウォッチ用のバンドアダプター
Xiaomi Smart Band 8/9にお好みのバンドを付けるためのアダプターです。
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6個入りでAmazonで1,000円(2025.2.15時点)でした。
色はシルバー、ブラック、ローズゴールドの3種があります。
バンド幅は12mmに対応しています。
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今回はブラックを選択しました。
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付属品はありません(6個入りです。画像は開封済みで既に2個は取り出して使ってます😅) |
・バンド幅を変換するアダプター
これもまた本記事中最大のキーパーツです😤。
腕時計のバンド幅を変換してくれるアダプターです。
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このアダプターを使うとバンド幅を12mmから20mmに変換してくれます。
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Amazon商品ページより |
シルバー、ブラック各2個入りでAmazonで1,021円(送料込み。2025.1.19時点)でした。
これでXiaomi Smart Bandに(ファッションウォッチに適合した)幅の広いバンドを取り付ける事が出来るようになります。
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付属品:12mm用バネ棒(20mm用バネ棒は付属していません) |
・バンド
長さの調節帯域が広く、バックル部の専有面積が狭いマグネット式のメタルバンドを選びました。
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バンド色はシルバー・ブラック・ローズゴールドがありますが、今回はブラックを選んでみました。
Amazonで599円でした(2025.3.13時点)。
製品仕様:
- 材質:金属
- 色:ブラック
- 重さ:25.8g(実測)
- サイズ:
- 全長:220mm(実測)
- 時計取付部の幅:20mm
- バンド部の幅:18mm(実測)
- バンド部の厚さ:1.4mm(実測)
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付属品:バネ棒(20mm) |
このバンドは薄さ(1.4mm)とそのしなやかさが今回での用途のポイントです。
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Amazon商品ページより |
・そのほか(小物):
- 磁石
後述しますが、コレとても大切です😋。
直径16mm、厚さ2.5mmの磁石です。100均(Seria)で購入しました。
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この磁石を2個使います。
- バネ棒
上記のパーツだとバネ棒が不足してしまうので、別途購入しています。
(確か18mmが2本必要な筈です。)
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使いそうもない長さもありますが、バネ棒って単品で買うと意外と安くないので、お得なセット品を買いました。
Amazonで948円でした(2025.2.14時点)。
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付属品:バネ棒外し、ピンセット |
●作り方・使い方
・スマートウォッチのバンド幅の変更
スマートウォッチ用のバンドアダプターとバンド幅変換アダプターをバネ棒で繋ぎます。
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アダプターを連結 |
キレイに繋がります♪
これでXiaomi Smart Bandで〜20mm幅のバンドが使えるようになりました。
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実際に今回購入した20mmのバンドを取り付けるとこんな感じです。
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Xiaomi Smart Band 9に20mmのバンドを取り付けられるようになりました! |
・チプカシのバンドすき間とバンド幅の変更
チプカシ用のバンドアダプターとバンド幅変換アダプターをバネ棒で繋ぎます。
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連結したアダプターをチプカシにバネ棒で付けます。
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これでチプカシとバネ棒のすき間にバンドを通せるようになりました。
実際にバンドを通してみるとこんな感じです。
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(『バンドをすき間に通す』と言うより、『バンドを挟むようにバネ棒を本体に取り付ける』と言ったほうが良いでしょうか😅。)
18mmに変換するアダプターを付けたのはバンド部の幅(18mm)と合致させるためです。バッチリですね😋。
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以上で完成です♪
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完成〜♪ |
・バンド長の調整
完成したのは良いのですが、この状態で手首に巻くとバンドの余長がだいぶ長くなってしまいます。
余った部分は適当に切断しても良いのですが、(見た目も含めて)切断面の良い処理方法が思いつかなかったので、私はそのままの長さで使うことにしました。
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ベルト端の水色の部分はシールです(剥がせます) |
・手首への装着方法
バンドが長いままなので、手首に装着する時にはひと工夫必要です。
- 磁石の使用
さぁ、ここでいよいよ100均磁石の登場です😋。
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バンドを腕に巻いた状態で(バンドはまだブラブラ)、磁石をバンドと手首の間に入れます。
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この状態でバンドの余った部分(余長)を磁石の上で適切に(見た目が良いように😋?)折り畳みます。折り畳む途中にもう一つの磁石を置きます。
これで装着完了です。
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★ポイント:2個の磁石の表裏(N極/S極)を合わせないと、磁石が思ったところに留まりません。
私の場合、折りたたみは3重でちょうどいい感じです。
折り畳み部の見た目がちょっとスマートではありませんが、まぁ、しょうがないですかねぇ😁。
●使用感
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・チプカシとして(手の甲側)
チプカシ感が出ていてとてもとてもいい感じですね♪私はチプカシの小ぶりなウォッチフェイスがお気に入りです😊。
遠目には裏面(手のひら側)にスマートウォッチがあるとは分からないのではないでしょうか。
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手の甲側です(チプカシ) |
バンドをメタル製にしたので安っぽさもないと思っています(個人の意見です😋)。
・スマートウォッチとして(手のひら側)
手のひら側につけたスマートウォッチはこんな感じです。
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手のひら側です(Xiaomi Smart Band 9) |
この状態(手のひら側)でスマートウォッチとしてちゃんと機能してくれるのか?は、とても気になるところですよね。
以下、その使用感です。
※以下の画像は以前の記事で使用したものなので、バンド及びアダプターが銀色(シルバー)になっていますが、使用感は全く変わりません。
- ライフログの記録(心拍数測定・血中酸素濃度測定)
手のひら側でも何の問題も無く淡々と測定してくれます😋。
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心拍数の測定(手のひら側) |
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血中酸素濃度(SpO2)の測定(手のひら側) |
- 画面表示・バイブレーションなど
画面表示の自動ON(持ち上げてON)機能は手の甲側の時より確実です。
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『持ち上げて画面表示ON』機能はとてもいい感じです(手のひら側) |
感度が良過ぎて、バッテリーの持ちが悪くならないか心配です😅。
(時刻の確認はファッションウォッチを見ればよいので、『持ち上げてON』機能はOFFにした方が良いかもしれませんな😋。)
また通知などのバイブレーションも手の甲側に着けている時よりも分かり易く感じます。
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通知の時のバイブレーションもばっちり(手のひら側) |
・そのほか
- 時計(チプカシ)の交換は簡単
スマートウォッチ(Xiaomi Smart Band 9)はワンタッチでバンドから外すことができます。
なので、本バンドをチプカシの個数だけ用意しておけば毎朝異なる時計に手軽にスマートウォッチを付け替えることができます。
- チプカシの位置ズレ
チプカシにアダプターを付けた影響で、バンドとチプカシの密着度が低く、チプカシの位置がズレる事があります。
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本件は引き続き対策を検討していきます🫡。(両面テープかなぁ~。)
●改善したい点
- チプカシの位置ズレをなんとかしたいですね。
●まとめ
市販パーツの組み合わせで、スマートウォッチでライフログを記録しつつ、チプカシを楽しめるようになりました♪
久しぶりのチプカシは良いですね~🤩。
改良したい点はありますが、先ずは満足です😋。
【おまけ】バンド幅変換アダプターはここでも売ってます😋(Amazon)
本記事のキーパーツである12mmのベルト幅の変換アダプターは販売例(?)が少ないですが、こちらでも購入可能ですね。
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時計バンドコネクタ 2セット 安定した接続 時計ストラップコネクタ 金属製 12~20mm 取り付け簡単 PRXに完璧にフィット - Amazon |
モノは全く同じのようです(実際に購入しました)。
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Amazonで1,004円でした(2025.2.15時点)。こちらは送料無料なので、実質的には本記事で使用したモノとほぼほぼ同じ値段ですね😋。