くたびれたAndroid4.0タブレットを再利用して使っていたWi-Fi置き時計がとうとう壊れてしまいました(バッテリーのパンク)。
代わりに我が家で遊んでいた小型ディスプレイを使って同等の機能を有する置き時計を構築してみました。
今回はこの紹介になります。
■PC用の小型ディスプレイ(モニター)を時刻補正不要な置き時計として使ってみる
●狙い:実現したい置き時計の目標仕様
元々使っていたタブレット置き時計の仕様に合わせてこんな感じで目標仕様を作ってみました。
- 表示内容:
- 月日・曜日・時刻・秒表示
- 24時間表示
- デジタル表示
- 表示サイズ:
- 7〜8インチ程度
- 全画面表示
- 動作:
- 起床時に表示開始
- 就寝中は消灯(非表示)
- 手動による時刻補正不要
- インターフェース:
- PCからはUSBで出力する(※)
- 自立型
※今回は有線ディスプレイなのでPCと接続し、PCアプリを使用する事を考えています。
●構築する置き時計システム
目標仕様に従って構築するシステムはこんな感じにしています。
小型ディスプレイをPCのサブディスプレイとして時計専用とします。
スマートプラグはディスプレイのON/OFFに使用します。
●使用するアプリ・ハードなど
・ハード1(小型ディスプレイ)
我が家の押し入れから引っ張り出してきた小型ディスプレイはコレです。
Eyoyo 7インチモニター 小型ディスプレイ CCTVモニター 1024×600解像度 モバイルモニター HDMI VGA AV入力 XBOX ONE S/XBOX ONE/PS4/PS3など対応 ゲームモニター スピーカー内蔵 車載 軽量 監視カメラ用 リモコン ブラケット付き (7インチ) - Amazon |
7インチの小型ディスプレイです。
Amazonで6,933円でした。
- 製品仕様(Amazon商品ページより)
- 画面:
- 表示画面:7インチ
- 解像度:1024×600
- スクリーンのスケール:16:9
- 輝度:300cd/m2
- コントラスト:500:1
- 視野角:160°
- 応答速度:20MS
- スピーカー:2W*2内蔵
- 入出力端子:HDMI、VGA、AV
- 電源:
- 入力電圧:12V
- 電流:1~2A
- 作業温度:0-50℃
- 保存温度:-10-60℃
- 寸法:21 x 14.5 x 9 cm
- 重さ:約324g
- 同梱一覧:
- モニター、モニタースタンド、シガー充電ケーブル、HDMI ケーブル、AV ケーブル、スタンドベース、Mini VGAケーブル、吸盤マウント、電源アダプター、取扱説明書、リモコン
(Amazon商品ページより) |
このディスプレイはそもそも何の為に買ったんだっけなぁ。忘れてしまいました😅。
・ハード2(VGA-USB変換アダプター)
我が家のPCのHDMI出力とVGA出力は既に使用しでいるので、今回はPCのUSB出力を使うことにしました。そのため上記のディスプレイとの間には変換アダプターが必要になります。
今回使ったのはコレです。
BENFEI USB 3.0 - VGA アダプター、USB 3.0 - VGA オス - メスアダプター Windows 11、Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7 用 (Mac には対応しません) - Amazon |
PCのUSB出力をVGAに変換するアダプターです。本機は今回新たに購入しました。Amazonで1,499円でした。
- 製品仕様(Amazon商品ページより)
- 入力:USB3.0オス
- USB 3.0:最大解像度1920 * 1080、60Hz。
- USB 2.0:800 * 600、60Hzの解像度でのみ。
- 出力:VGAメス
- オーディオサポート:いいえ
- インストール:付属のCDよりドライバーをインストールします
- Linux OS / Android / Chromebook /WindowsXPとは互換性がありません
・PCアプリ(時計アプリ Alarm Clock HD+)
ディスプレイで表示する時計アプリはコレです。
Alarm Clock HD+ - Microsoft Store |
- 主なアプリ仕様
- 表示内容:
- 月日・曜日・時刻・秒
- 24時間表示対応
- 全画面表示対応
- OS:Windows 8以降
Alarm Clock HD+アプリの画面見本(Microsoft Storeページより) |
●使い方・設定方法
・USB-VGA変換アダプターの導入
付属のCD-ROMからドライバーをインストールするだけです。設定は不要です。
・時計アプリの設定
時計の表示色や表示項目、文字サイズなどお好みで😋。
時計アプリ Alarm Clock HD+設定画面 |
・Windowsの設定1:時計画面でのタスクバーの非表示
ここでは時計を表示させる小型ディスプレイ(サブディスプレイ)でタスクバーを非表示にする設定を行います。
『個人用設定』>『タスクバー』で『タスクバーをすべてのディスプレイに表示する』をOFFにします。
Windows設定画面 |
・Windowsの設定2:アプリ起動時の設定
ここでは時計アプリ(Alarm Clock HD+)が
- PCと同時に起動
- 起動時のディスプレイは小型ディスプレイ
になるように設定します。
- PCと同時起動するための設定
先ずPC起動時にAlarm Clock
HD+アプリが起動するようにスタートアップフォルダにアプリのショートカットを置きます。
スタートアップフォルダ(Windows) |
- 小型ディスプレイで起動するための設定
PC起動時にアプリを小型ディスプレイで最大画面で起動するようにします。
これはWindowsの機能なのですが、調べてみると決め手がない感じなのです。
一番メジャーなのは
前回終了時のウィンドウサイズと位置が記憶されるか確認します。Ctrlキーを押しながら、右上のXをクリックします。Shiftキーを押しながら、右上のXをクリックします。Ctrlキーを押しながら、ウィンドウのサイズと位置を調整後、右上のXをクリックします。- 『ウィンドウの開く位置が固定されない 』- noteより
のようです。
我が家のPCの場合、『Shiftキー』+『☒』で起動画面の指定をすることができました。
- 小型ディスプレイでアプリを最大化(画面いっぱい)の状態で表示させて『Shiftキー』+『☒』でアプリを閉じます
- 再びアプリを起動させて小型ディスプレイにアプリが表示されれば設定OKです
念の為、ショートカットフォルダに置いたアプリのショートカットのプロパティの『ショートカット』>『実行時の大きさ』を『最大化』にしておきます。
Windows設定画面 |
・ディスプレイのON/OFF制御
アプリはPCシャットダウン時に終了しますが、ディスプレイ自体は電源ON状態で明るいままです。
これはなんとかしなくてはなりません。
今回使用する小型ディスプレイの電源はACアダプターで、ACが通電されると画面がON(点灯)します。
そこでディスプレイ自体のON/OFFはスマートプラグで制御することにしました。
我が家では様々なスマートホーム化を行っていますが、その一つとして;
小型ディスプレイのON/OFFはこのPCの動きに合わせることにしました。
我が家のスマートプラグは『Smart
Life』アプリから制御しています。この『Smart Life』はGoogle
Homeに対応しているので、Google Homeから直接制御が可能です。
Smart Life - Smart Living - Google Play |
実際の制御の流れはこんな感じです。
(本ディスプレイは赤外線リモコン対応なのでスマートリモコン使ってのON/OFF制御も可能ですが、今回は確実にON/OFFできるスマートプラグを選択しました。)
●使用感
小型ディスプレイ(PCのサブディスプレイ)が置き時計として作動中~ |
・画面表示
今回は7インチの時計専用ディスプレイなので、画面いっぱいに文字を表示させています。
時計アプリ Alarm Clock HD+画面 |
(ディスプレイの縦横比は16:9なので実際の表示はもうちょっと横長です。)
上部にアプリのタイトルバーが見えていてちょっとカッコよくないですね😥。
(本当は全画面表示にしてタイトルバーの表示を消したいのですが、何故かWindowsが全画面表示状態を記憶してくれないので最大化表示としています。)
・時刻精度
PCの時計ですから当然ですが😅時刻は正確です。時刻補正の必要もありません。
・ディスプレイのON/OFF制御
スマートホームと連携したことにより、目が覚めている時・家に居る時のみこの時計はONになります。
寝ている間はディスプレイがOFF(消灯)になるので、眩しくありません。狙い通りです😋。
●改善要望点
- タイトルバーの表示を消したい(全画面表示にしたい)です
- 月日・曜日表示はもっと大きく表示したいです
- (今回のアプリ以外にも色々と時計アプリを探したんですがなかなか良いのないんですよね〜。)
●まとめ
小型ディスプレイとPCを使うことによって正確無比な置き時計が出来ました♪スマートホームとも連携できて良い感じです😋。
手持ちの機材を利用して安価に構築できたのも嬉しいですね♪