格安200Wセラミック可変抵抗器のダミーロードとしての実力を確認する(Frurdiem 100Ω/200W セラミックチューブ可変抵抗器)

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電子工作の実験用ダミーロードとして抵抗器を購入しました。

以前、(100Wと謳っている)超小型の抵抗器を購入して失敗したので、今回はちゃんとした(😅?)大型品です。

格安200Wセラミック可変抵抗器のダミーロードとしての実力を確認する(Frurdiem 100Ω/200W セラミックチューブ可変抵抗器)
右上の500円玉は大きさ比較用です

今回はこの紹介になります。

本記事は抵抗器の使用可能な状態について個人的な見解を記載しています。記事の内容について私(筆者)および本ブログは一切の責任を負いません。参考にされる方は全て自己責任にてお願いします。


格安200Wセラミック可変抵抗器のダミーロードとしての実力を確認する(Frurdiem 100Ω/200W セラミックチューブ可変抵抗器)

●使用するハード(抵抗器)

今回ダミーロード用として購入した抵抗器はコレです。

Frurdiem 4X 200W 100オーム セラミックチューブ可変抵抗器 緑 -

100Ωで200Wなので、AC100V系の実験の負荷として適しています(100V印加しても消費電力は100Wです)。
特筆すべきはこの抵抗器は抵抗値を可変できるので様々な用途の負荷として使えそうです(低抵抗で使用する時は電力に配慮が必要ですが)。

4個入りでAmazonで2,881円でした(6% OFFクーポン適用)。


・製品仕様(Amazon商品ページより)

  • 製品名:調整可能巻線抵抗
  • 定格電力:200W
  • 抵抗:100オーム
  • 耐性トレランス:±5%(J)
  • 穴径(約):0.52cm / 0.2 インチ(Dia)、1.4x0.66cm / 0.55インチ x 0.26 インチ(L * W)
  • セラミックチューブ調整可能なレオスタット抵抗
  • チューブ径(約):2.9cm / 1.142 インチ
  • 総サイズ(約):28 x 2.7 x 6.1cm / 11 インチx 2.5インチ x 2.4 インチ(L * W * H)
  • メインカラー:グリーン
  • 材質:メタル、セラミック
  • 重量:294g/ピース
  • パッケージ内容:4 x 可変巻線抵抗
付属品:なし(今回購入したのは本品が4本入りです)

簡易包装で中国から送られてきたので、固定のための脚が曲がってしまっています。激安品の御愛嬌ですね。脚はペンチで伸ばせば良いだけですから何ら問題ありません😋。

脚が曲がっているのは格安品の御愛嬌😋

格安品は機能(今回は抵抗)が有用でナンボですよね。


【実測サイズ・重さ】
脚を正しく😅伸ばして、サイズ・重さを実測してみると

  • 全長:約33cm、高さ:約65cm、幅:約2.7cm
  • 本体取り付け溝幅:約6.5mm
  • 電極取り付け穴:
    • 固定電極穴径:約4.8mm
    • 可変電極穴径:約4.4mm
  • 重さ:333g

です。

仕様より大きいです。取り付けの時には考慮しないといけませんね😋、

実測サイズ

重さも仕様(294g)よりちょっと重いです。

実測重さ


●抵抗器の実力確認

・抵抗値の確認

- 全抵抗値

全抵抗値をテスターで測ってみました。

テスターで実測したところは以下の通りでした。

  • 抵抗1:99.30Ω
  • 抵抗2:98.25Ω
  • 抵抗3:95.05Ω
  • 抵抗4:98.62Ω

仕様上は『抵抗: 100オーム』『耐性トレランス:±5%(J)』なので全て仕様内ですね😋。


- 可変抵抗値

本抵抗器は抵抗値を可変できる所謂ボリューム機能があります。

使い方は簡単です。抵抗の外部に露出している電極部分に可変電極端子をスライドさせて合わせるだけです。

抵抗値と可変電極端子位置(電極間隔)はリニアです。使い易いですね。

可変電極端子の位置と抵抗値

抵抗値を低くして使用する場合には、耐電力も低下するので配慮が必要です。


【おまけ?可変分解能】
可変分解能(電極の刻み幅)はモノによって違いますね😅。格安品ならではの御愛嬌でしょうか。ダミーロードとして使う分にはそれほどの精度は求めないので何ら問題はありません😋。


・温度上昇の確認(抵抗器単体で25W消費時)

実験として200Wより小さな消費電力で抵抗器表面(緑色の部分)の温度上昇を確認してみました。

実験は抵抗器1個が約25W消費するように(=2個直列でAC100Vを印加)して行いました。

1個あたりの消費電力25Wの時の抵抗器の表面温度を測定

抵抗器は木の台に置いています(万が一にも熱で机が傷まないように)。

結果は

  • 温度上昇値(⊿T):約66deg
    • (初期値:26.1℃⇒収束値(40分後):91.4℃(40分間の通電で温度はほぼ飽和しました))

でした。
この温度上昇からすると、25Wが限界レベルですが、25Wであれば電子工作用のダミーロードとして使えますよね😋(個人の見解です。触れられない温度ではありますが😅)。


【参考:抵抗器単体で100W消費時の温度上昇】
試しにですが、単体でAC100Vを印加した時(消費電力100W)の温度上昇も測定してみています。

結果は

  • (測定開始から5分、温度収束前)温度上昇値(⊿T):約92deg
    • (初期値:26.1℃⇒5分後:117.7℃)

でした。
(まだまだ温度上昇し続ける)測定開始5分でこの温度上昇値では残念ながら定常負荷としてはNGですね(個人の見解です)。


●ダミーロードとしての使い方

上記の実力確認実験から、(長時間使用では)この抵抗器は25Wの負荷として使えそうなことが分かりました。


・ダミーロード治具としての整備

- 可変電極の固定ネジの変更(交換)

可変電極端子の位置を固定するネジは+(プラス)ネジです。舐めてしまって抵抗値が調整不能になってしまうの怖いので、信頼性の高い六角穴付ボルト(M3x15mm)に変更しました。

(100均グッズもそうですが、)格安品を便利に使いこなすにはこういったひと工夫が大切ですよね😋。


- 木台への取り付け(固定)

ここではダミーロード治具として使い易いように、そして抵抗器が倒れて高温になる抵抗部分が机や床に触れたりしないように、木の台に固定します。

抵抗部分(緑色の部分)は固定用の脚で木台からは浮いているので、木台に熱はほとんど伝わりません。
(ちなみに木材が発火する温度は 400~460℃と言われています。そうやすやすとは燃えません。

木台への取り付け(固定)

ホームセンターでちょうど良い安い板切れ(端材 19cm*39cm*1.5cm。100円😋)を見つけました!

以上で治具としての整備は完了です。


・ダミーロード治具としての使い方(モード)

以下では(上記の実力確認実験の結果より)抵抗器1本を100Ωで使った時の耐電力を25Wとしています。


- AC100V/25Wモード(400Ω)

100Ωを4個直列に繋ぐことによって400Ωとなり、AC100V/25W(=100V^2/400Ω)の負荷として使えます。

AC100V/25Wモード(4個直列)


- AC100V/50Wモード(200Ω)

100Ωを2個直列に繋ぐことによって200Ωとなり、AC100V/50W(=100V^2/200Ω)の負荷として使えます。

AC100V/50Wモード(2個直列)


- AC100V/100Wモード(100Ω)

100Ωをシリパラ(直列&並列)に繋ぐことによって100Ωとなり、AC100V/100W(=100V^2/100Ω)の負荷として使えます。

AC100V/100Wモード(4個直列&並列)


- 8Ω/32Wモード

本抵抗器は可変抵抗なので、オーディオアンプの測定の負荷としても使えます。
抵抗値を32Ω(8W)に調節して4個並列に繋ぐことによって8Ωとなり、8Ω/32Wの負荷として使えます。

8Ω/32Wモード(4個並列)

※ 抵抗値を32Ωにするので、耐電力は減少して1個あたり8Wとなります。


【注意事項】抵抗器の誘導(インダクタンス)成分

本抵抗器は巻線抵抗なので誘導成分(インダクタンス分)があります。デジタルアンプ等の高いスイッチング周波数で動作する機器では正しい測定ができない可能性があるので配慮が必要です。

誘導成分(インダクタンス分)の測定(LCRメーター使用)


●改善したい点

  • 冷却用のFANを付けて耐電力を上げたいですね😋


●まとめ

安心して使えるダミーロード治具(最大100W)を安価に作るすることができました♪抵抗値が可変できるのも魅力ですね😋。



【おまけ】抵抗器の電極にバナナプラグ用ソケットを付けてみる

【2026.9.25追記】
本ダミーロードの使い勝手を向上させるために抵抗器の電極にバナナプラグ用のソケットを取り付けてみました。


・使用するソケット

選んだソケットはコレです。

GeeSo 8個 34.5mm 真鍮 金メッキ スピーカーターミナル バインディング ポストバナナプラグ対応 赤4 黒4 配線接続 -

オーディオのスピーカー端子向けのバインディングポストです。    
価格が安くて、抵抗器の電極の穴径に合致し、(大電流でも安心な)真鍮製でバナナプラグに対応しているので選んでみました。
8個入りでAmazonで680円でした(2026.7.18時点)。

12個必要なので2パッケージ買っています。


- 製品仕様(Amazon商品ページより)

  • ブランド名:GeeSo
  • 製品名:バインディングポスト
  • 品番・型番:GS-JXZ-T-307
  • サイズ:34.5 x 12mm (L*Max.D)
  • ネジ径:4mm;接続バナナプラグ穴径 : 4mm
  • 材質:真鍮 金メッキ
  • カラー:レッド、ブラック、ゴールドトーン
  • パッケージ内容:8xバインディングポスト/赤4 黒4
付属品はありません

定格電流の規定がありませんが、真鍮製なので何ら問題ないと思います(個人の感想です)。

ソケットの構成部品はこんな感じです。

Amazon商品ページより

(この画像には『鉄』という文字がありますね😅。)

本ソケットには穴(Φ4.5mm)があるので、バナナプラグが無くても裸電線の接続が可能です。

裸電線を接続するため穴(Φ4.5mm)があります(Amazon商品ページより)


・抵抗器へのソケットの取り付け

抵抗器の電極を接点復活剤で掃除してから、2つのナットで抵抗器の電極とスプリングワッシャーを挟んでしっかり取り付けます(真鍮は柔らかいので締め過ぎてネジバカにならないように😋)。

抵抗器の電極にバナナプラグ用ソケットを取り付けたところ

(電極の固定をソケットのプラスチックのワッシャー(?)に頼ると緩む可能性があるので、2つのナットだけで固定するのがポイントです。ラグ端子は不要なので取り外しています。プラスチックワッシャーも不要ですが、ソケットの視認性を良くするために付けっ放しにしています。)

抵抗器のすべての電極にソケットを付けた完成形はこんな感じです。

バナナプラグ用ソケットの取り付けたダミーロード

このソケットはツマミ部も真鍮製なので導通があります。抵抗器自体の電極のみよりも導通する部分が増えるので実験用の端子としてはとても使いやすくなりました😋。



・【おまけのおまけ】可変電極の固定ネジの変更

抵抗器の可変電極の固定ネジを手で開け締めできるように(六角穴付ボルトから)変更してみました。

使ったのは蝶ナットとスペーサーとローレットネジです。(これらの部品は抵抗器およびバナナソケットと干渉しないモノを選びました。)

蝶ナットはソケットと干渉せず、ローレットネジのギザギザは指にしっくりきて摘み易いです。もちろん可変電極をしっかりと固定することができます。手で可変電極位置を調節できるのは便利ですよ😋。

可変電極の固定(蝶ナット + スペーサー + ローレットネジ)

(スペーサーは2個使っています。)

蝶ナット(M3)はホームセンターで購入しましたが、ローレットネジとスペーサーは以下のモノを使っています(機械的な固定用途なので電気的な特性は気にせず安価なモノを選んでいます)。

ローレットネジ(M3):

PATIKIL つまみねじ M3×18mm ヘッド径11mm 20個 ローレット ハンドルネジ 手回しネジ 工具不要 測定機器 機械 家具用 -

20個も要りませんがコレがいい形で安かったのでー😁。
Amazonで886円でした(2026.7.22時点)。

スペーサー(M3用):

アルミ スペーサー 10個 M3 内径3.1mm x 外径5mm x 長さ3 mm ネジスタンドオフブッシング プ レーン仕上げの丸型スペーサー ネジ ボルト -

こちらは(今回8個使ったので)ちょうど良い個数ですね😋。
Amazonで666円でした(2026.7.25時点)。

以上で今回のダミーロードの整備は完了です♪


・今回使用した周辺機器・工具など

  • 接点復活剤:ハケ付きで平面や細いパーツに塗るのに使いやすいですよ
ソフト99 チョット塗りエイド 接点復活剤 12ml -




📅本記事のオリジナル公開日:2024.8.19
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