格安な表面温度計(熱電対式)を使ってみる(TM-902C)

📅
電源やパワーアンプなどの電力を扱う機器を自作する時に、素子の温度上昇を測定するのに欠かせない熱電対式表面温度計。今まで使っていたものが我が家の中で行方不明になってしまったので😅、格安品(753円)を新規に購入しました。

表面温度計というと、赤外線を用いた非接触式を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、精度(絶対値)を求めるならば絶対に熱電対式です!

今回はこの温度計の使用感の紹介になります。


■表面温度計(熱電対式)の使用感

●製品仕様(本体取説より)

(記載内容に整合性が無いところがありますが、まあ格安な中華製とういうことで😅。)
  • 測定範囲:-50~1300℃
  • 分解能:
    • 0.1℃(-199℃~199℃)
    • 1℃(200℃~1370℃)
  • 測定精度:
    • ±(0.75℃+1℃)(0℃~500℃)
    • ±(1%+1℃)(500℃~700℃)
  • プローブ(センサー):Kタイプ(長さ:約90cm)
  • 電源:006P乾電池
  • サイズ:24×72×108 mm(150g:電池含む)
  • 取説:中国語(操作は電源スイッチだけなので特に問題ありません)
本体取説(中国語)

ちなみに注文から到着まで3週間かかりました😅。格安品の中国からの発送なのでこんなもんですよね😋。


●使用感


・測定精度

プローブ先端(センサー部)を指でしっかり摘むと35.6℃です。いい感じですね。私の用途では十二分な精度です。
指先の温度(体温)の測定


・応答時間

プローブ先端(センサー部)を摘んでから温度表示が安定するまで2秒程度です。これも私の用途では十二分です。


・そのほか(センサーの互換性)

本機は熱電対式なので、プローブの先端(センサー部)がNGになった場合でもプローブのケーブルを適当な場所で切って2本の電線をよじれば、またセンサーとして使うことができます(熱電対は、原理上プローブ内の2本の線全体が異種金属で出来ているのでどこでよじっても、よじった所がセンサーになります)。

またプローブのコネクタは規格化されているようで互換性のあるプローブは多数販売されています(コネクタ単体や熱電対線(Kタイプ)自体も販売されています)。

以下はコネクタも含めた互換性のあるプローブ(センサー)の例です(買い足しました)。
uxcell 2個セット -50-200C フォーク端子 Kタイプ 熱電対プローブ 温度測定センサー - Amazon

温度計本体と販売元が異なりますが使えます(実際に動作確認済みです)。センサーが複数あると多点測定のときに便利ですよね。

プローブや熱電対線を買い足すときは必ず『Kタイプ(熱電対の種類です)』を選びましょう。


●改善要望点

特にありません😅。


本機は私が購入した時は753円でしたが今(2022.5.10時点)は値上がりしちゃってますね😅。


【参考】以前使っていた温度計

ちなみに本機の前に使っていて現在我が家のどこかで行方不明になっている😅温度計はコレです。
(Aideaz) 高性能 コンパクト 高耐熱 デジタル 温度計 選べる 各種 本体表示は -50℃ から 1300℃ まで (ヒモ状プローブ 1m 2本) - Amazon

電源が異なる(こちらは単4乾電池✕2本)以外、使い勝手は同じです。こちらはプローブが最初から2本付属しているので、プローブが2本で良い場合はこちらがオススメだと思います(電池も安いですし)。

また、Amazonでしっかり・じっくり探すと同じものと思われるものがもっと安い値段でも見つかりますね😋。


本当はもうちょっと柔らかい熱電対が欲しいのですが…。




0 件のコメント: