スマートホーム化に欠かせないIFTTTですが、複雑な条件分岐等はできません。(そのシンプルさ故、ここまでメジャーになったとも言えると思いますが。)
そこでIFTTTの機能を補完するために私が使用しているPC用のアプリがEventGhostです。このアプリはPC内の様々な自動化を行うためのモノですが、これをIFTTTと組み合わせて使うことによって- トリガーの数を増やす
- 複雑な条件分岐によってアクションを変える
等のIFTTTだけではできない複雑なスマートホームの制御を行うことができます。
■EventGhostとIFTTTの連携方法
●使用するアプリ・サービス
●設定方法
1. IFTTTの導入・Webhooksの準備
IFTTTはスマホアプリとWeb版の2つがあります。
スマホの場合はアプリを端末にインストールし、アカウントを作成してサインインします。
IFTTT - Google Play |
PCからの場合はWeb版のIFTTTのページでアカウントを作成してサインインします。
1-2. Webhooksの準備(トリガーURLの取得)
Webhooksはアプリではありません。IFTTTのトリガーとして動作するサービスでIFTTTが提供しています。
このサービスを利用するには多少の準備が必要ですので、以下に紹介します。
IFTTTのWeb版のWebhooksのページをPCのブラウザで開き『Documentation』を選択します。
開いた画面の『Make a POST or GET Web request
to:』に記載されているのがトリガーとなるURLです。このURLを保存します。
このURLのうち『{event}』の部分(イベント名)をトリガー毎に変更することになります。
これでWebhooksの準備は完了です。
2. EventGhostの導入
アプリをPCにインストールします(EventGhostはローカルアプリなのでサインイン等は必要ありません)。
EventGhost |
パソコンの様々な事象(イベント)をトリガーにして、パソコンの自動化を行うアプリです。PC版のAutomate、Taskerという感じのアプリです。
3. EventGhost ⇒ Webhooks ⇒ IFTTTの流れ
ここでは例として、(実用的な意味はありませんが😅)『マウスの『戻る』ボタンを押したら、スマホ端末のBluetoothをONにする』というEventGhostのマクロ・IFTTTのアプレットを作成します。
3-1. EventGhostのマクロを作成する
開いた『Action Item Settings』ウィンドウで『Command Line:』に『curl
』に続いて『Webhooksで取得したURL』を入力します。『{event}』の部分(イベント名)には好きなイベント名を入力します。ここでは『mouse_modoru』としています。
次にトリガーの設定をします。
すると、EventGhostの画面の左側の下に『Mouse.XButton2』というイベントが表示されます。
このイベントを先程のURLのマクロにドラッグ&ドロップします。
(EventGhostが秀逸なのはココですよね!システムの動きをモニターしてくれているので調べることなくトリガーに設定することができます。)
『ファイル』メニューで『保存する』を選択し、EventGhostの設定は完了です。
3-2. IFTTTのレシピを作成する
IFTTTのトリガーにWebhooksを選んで『Receive a web request』を選択します。
開いた画面の『Event
Name』欄にAutomagicで入力したURLの『{even}』(イベント名)すなわちここでは『mouse_modoru』を入力します。
トリガーの設定を保存したらアクションを設定します。
マウスの『戻る』ボタンを押せば、設定したスマホ端末のBluetoothがONになりますよ♪