自転車用の超小型電動空気入れ(ポンプ)を使ってみる(CYCPLUS CUBE)

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クラファン(GREEN FUNDING)で良いものを見つけました。

自転車用の超小型電動空気入れ(ポンプ)です。
自転車用の超小型電動空気入れを買ってみました(CYCPLUS CUBE)

100PSIまで対応しているのでロードバイク🚲でも使えそうです。荷物を減らしたい宿泊ツーリングで朝(出発前)にタイヤを加圧をしたい私にとっては待ちに待っていたガジェットです。

今回はこの電動空気入れ(ポンプ)の使用感の紹介になります。


■自転車用の超小型電動空気入れ(ポンプ)を使ってみる(CYCPLUS CUBE)

●使用するハード(空気入れ)

今回購入した電動空気入れ(ポンプ)はコレです。
驚くほど超コンパクトサイズで最軽量97g!プロ仕様のサイクリング用ポータブル自動空気入れ「CYCPLUS CUBE」【最大圧力100PSI・仏&米バルブ対応・20分急速充電】 - GREEN FUNDING

超小型・軽量で100PSIまで充填可能ということでCO2インフレーター(ボンベ)の代わりになるかな、と思って買ってみました。


●ハードの製品仕様(GREEN FUNDING商品ページより)

・スペック

  • 最大気圧:100PSI
  • 対応バルブ:米式バルブ(シュレーダー)、仏式バルブ(プレスタ)
  • 使用可能時間:約200秒
  • 充電時間:約20分
  • バッテリー:300mAh 7.4V
  • 充電ケーブル:Type-C 5V 1.5A
  • サイズ:6.5*4.7*2.8cm
  • 重量:97g
本体の表示:QC3.0表記はありますがUSB PDの表記はありません

充填の詳細はこんな感じのようです。
充填時間(GREEN FUNDING商品ページより)

付属品:
  • 米式バルブ用ノズルピン
  • 封入シール(予備?)
  • 本体保護カバー(シリコン製。本体に取り付け済み)
  • 充電ケーブル(USB type-A type-C)
  • 取説(日本語)
保護カバーは最初から本体に取り付けられています


・使い方

日本語の取説があるので操作するのに難しいことはないと思いますが、この取説は結構ちゃんと注意点が書いてあります。しっかり読んで取説通りに使ったほうがよさそうです。
取説(日本語)

【注意事項】
※(停止状態の)本機をバルブに取り付けてから電源ボタンを押してもポンプが動かない事があります。
取説通りに『”ポンプを動作させてから”タイヤのバルブに取り付ける』のがポイントです。
本件は本体にも表示があります。本機を使う上でとても重要なことであることが分かりますね😋。
ココ大切です😋!:本体の表示(使用方法の注意文)

ちなみに取説によると充電用のUSB type-Cコネクタが空気の吸入口にもなっているようなので、充電しながらの使用はできないようですね。


●使用感

・タイヤの充填

実際にロードバイクのタイヤ(700C*23、仏式バルブ、クリンチャー)を充填してみました。
ロードバイクのタイヤ(700C`23)を充填してみました


- 充填できる最高圧

ロードバイクのタイヤで使うに当たり、一番重要なのがこの点です。

確認結果:
  • 最高充填圧:100PSIまで充填できました!(製品仕様通りです)
コレはいけます♪
最高圧の確認:100PSIまで充填できました♪

(ちなみにこの後もポンプを繋いで充填を続けてみると最高105PSI程度まで加圧することができました。)

【注意事項】
※ノズル蓋の締めが甘いと100PSIまで充填できません。 購入時はノズル蓋の締めが甘かったので、そのままでは100PSIまで充填できませんでした。
ノズル蓋の締め付けは大切です


- 充填できるタイヤの本数

最高圧に続いて重要なのはここです。
パンクした時の0PSIからの充填はもちろんですが、私としたは宿泊ツーリングの際の朝(出発前)に加圧できるタイヤ本数も気になるところです。

まずですが1回の充電での使用時間を確認すると200秒程度で仕様通りでした。

続いて100PSIまでの充填回数(時間)を実測するとこんな感じでした:
  • 0→100PSIの充填:1回の充填でほぼバッテリーを使い切ってしまいます
    • 充填時間:170秒程度
  • 60→100PSIの充填:2回の充填はいけそうです
    • 充填時間:100秒未満
なので朝(出発前に)加圧したら走行中のパンクに備えて充電しておく必要があるようです。


・充電

本機に電流・電圧チェッカーを繋ぎUSB PD対応充電器(45W)で充電してみました。
充電中:赤LEDが点滅、充電完了:緑LEDが点灯


- 充電時間

充電時間を実測してみると:
  • バッテリーが0から充電完了まで:19分程度
でした。『充電時間:約20分』という仕様通りです。
この充電時間の短さはとても魅力的です♪

電圧を確認すると急速充電(USB PD?、QC3.0?)には対応しています。
急速充電(USB PD?、QC3.0?)には対応しています


【参考】モバイルバッテリーでの充電
USB PD対応のモバイルバッテリーでも20分弱で充電ができました。
モバイルバッテリーでも急速充電(USB PD?、QC3.0?:約7V, 1.5A)で充電しています

これなら走行中にパンクを連発しても安心感がありますね。


- 充電しながらの使用について

(製品仕様のところに少し書きましたが)実際に充電中に電源ボタンを押してみてもポンプとしての動作はしませんでした。残念です😥。
充電中に電源ボタンを押しても動作しません


- 不使用期間中のバッテリーの持ち(自然放電)

使う機会が限られるガジェットなのでこの点はそこそこ気になるところです。
まだ使い始めたばかりなので未確認ですがウォッチしていきますね。


・耐久性(経年劣化)

小型なので経年で直ぐに壊れたり、最高圧が落ちたりしないか多少の心配があります。使い始めたばかりなので今のところ何の問題もありませんが、こちらも引き続きウォッチしていきます。


・そのほか

- 保護カバーについて(本機の発熱)

取説に
充填中は本体が熱くなるため、保護カバーを装着してご使用ください
とあるので、保護カバーは付けておいたほうが良さそうですね。

実際に保護カバーを付けた状態で100PSIまで充填すると、保護カバーを付けていても持つ手がかなり熱く感じることがあります(充填できている訳ですから、持てないほどではありませんが)。
高圧まで充填するロードバイクの用途では保護カバーは必須だと思います。


【参考】充填時の本体ケースの温度上昇の測定
かなり熱くなるので保護カバーを付けた状態で100PSIまで充填した時の本体ケース(保護カバー内部)の温度を測ってみました。
充填前の本体ケース(保護カバー内部)の温度:25.9℃

併せて、持ち手部分(保護カバー外部。本体上面の電源(操作)スイッチ(LED)周辺をしっかり持った場合の指の腹)の温度も測ってみました。
持ち手部分(保護カバー外部)温度の測定箇所

実測結果は
  • 本体ケース(保護カバー内部)の最高温度:57.2℃
  • 持ち手部分(保護カバー外部)の最高温度:47.7℃

充填時の温度の確認:保護カバーの外側ならばギリギリ持てました

この温度になるのは最高圧(100PSI)に近い時だけの短時間ですが、結構な温度ですね。
本体ケース(保護カバー内部)は60℃近いのでとても持てません。保護カバーは必須ですね。保護カバー外部も50℃近いのでギリギリ(短時間でも持つには相当熱い温度)だと思います私はこの程度の温度には慣れているので平気なのですが

保護カバーはシリコン製で厚みがあるので軽く持てば持ち手部の温度は下がりますが、高圧まで充填させるためには本体をバルブに対してしっかり固定しておかないといけないので悩ましいところです。

ちなみにこの保護カバーを付けた状態だと総重量は115gになります。本体単体の時よりも18g増加します。そこそこ増えてしまいますがこれはしょうがありません。
保護カバーを付けた状態だと重さは115g

本体と保護カバーを別にした理由を慮るにカバー抜きの本体重量(97g)をなんとしても100gを切りたかったんだろうなぁ😋(MTB用途なら不要だし)、と思います。
GREEN FUNDING商品ページより

全く別の観点ですが、本体はアルミ製のようなので放熱性が良いと思うのですが、保護カバーを付けると放熱しづらくなるので本体の製品寿命が下がってしまうのではないかという懸念があります(充填後は直ぐに保護カバーを外して本体を冷ましたほうが良いかもしれません)。


- 騒音(本機の動作音)

大きさからは想像出来ない程の爆音です。深夜の使用は近所迷惑だと思います😅(昔ながらの掃除機とか、自転車屋さんのコンプレッサー型空気入れを想像していただければ分かり易いと思います)。

本機の商品コンセプトとしては『基本は屋外使用』で『真夜中の屋内使用などは想定していない』でしょうから私としては問題ありません😋。 


●改善要望点

・使用可能時間の延長

宿泊ツーリング時の朝(出発前)の加圧(前後2本)+パンク時の充填を考えると今の2倍(100PSIまで丸々2本分)ぐらいの使用可能時間が欲しいところです。
と言いつつバッテリー容量を増やすと本体が大きく・重くなってしまって本末転倒なので以下2つの案を考えてみました。


- 案1:充電しながらの使用への対応

(他のガジェットのためにモバイルバッテリーは携帯するので)充電しながらの使用ができるようになると一挙解決なのですが、何か技術的な課題があるのかなぁ🤔。


- 案2:充電時間の短縮

上記した充電しながらの使用が難しいのであれば、少しでも充電時間を短くして欲しいです。本機は既に急速充電(USB PD?、QC3.0?)には対応しているようですが、5分ぐらいで充電できると朝(出発前)の加圧後もサクッと充電できてベストなんだけどなぁ。


・最高圧のアップ

100PSIまで容易に安定して充填するための余裕度や経年劣化とかを考えると120PSIまでは欲しいところです。


●まとめ

類似品は多くありますが、ここまで軽量・小型で100PSIまで対応しているのはなかなか無いと思います。

CO2インフレーターと異なって使い捨てではないので、例えパンクが多発しても充電さえすれば使えるので荷物が増えなくて良いですよね😋。

しばらくは耐久性・信頼性の様子を見つつのCO2インフレーターとの併用になりますが、使っていこうと思います。


【おまけ】Amazonで既に売ってます😅

私はクラファンで購入しましたが、モノが我が家に届く一ヶ月以上も前にすでにAmazonで販売が始まっていました😅。
CYCPLUS CUBE 自転車 空気入れ 携帯 電動ポンプ 自転車 携帯ポンプ 小型携帯空気入れ ロードバイク 仏式米式バルブ対応 - Amazon

製品の不具合でクラファンの発送が遅れたのは何だったのか…🤣(本当はAmazonのモノとは中身が違うのかな?)。

まあ、少しは安く買えたので…。





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