実験(電子工作)用のAC電源緊急停止(非常停止)ボタンを作ってみる(uxcell プッシュボタンスイッチ使用)

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電子工作の実験中に緊急事態🤯が発生して、AC電源を遮断したい事ってありますよね😋。

実験機器の破損の拡大防止や感電・発煙・発火防止の観点でAC緊急停止ボタンを作って(使って?)みました。

今回はこの紹介になります。

本記事の内容について私(筆者)および本ブログは一切の責任を負いません。参考にされる方は全て自己責任にてお願いします。


■実験(電子工作)用のAC電源緊急停止(非常停止)ボタンを作ってみる(uxcell プッシュボタンスイッチ使用)

●使用するハード(ボタンスイッチ)

今回使ったボタンスイッチはコレです。
uxcell プッシュボタンスイッチ 押しボタンスイッチ ステーション 緊急停止 1 NO 1 NC 660V 10A レッド 信号 1個入り - Amazon

商品名通り緊急停止用途のボタンです。今回の用途にピッタリですね😋。
Amazonで1,800円でした。


・製品仕様(Amazon商品ページより)

  • 製品名:プッシュボタンスイッチのステーション
  • ブランド:uxcell
  • スイッチタイプ:プッシュボタン
    • 動作モード:OFF-NONE-ON
    • アクションタイプ:セルフロック
  • 電圧・電流
    • 定格絶縁電圧 [Ui](※1):660V
    • 開放熱電流 [Ith](※2):10A
  • 接点タイプ:
    • a接点(NO):1回路
    • b接点(NC):1回路
  • 材質:プラスチック、金属
  • サイズ:
    • ケースサイズ:7.8x7x6.6cm
    • ボタンサイズ:4×2.5cm
    • 取り付けネジ穴の直径:5mm
  • 純重量:151g
  • 準拠規格:IEC337
付属品:ケースを閉めるためのネジ(開梱時にはケースは閉まっていません)

※1 定格絶縁電圧 [Ui]:耐電圧不良を起こさない最大動作電圧(JIS C 8201-1)
※2 開放熱電流 [Ith]:電磁接触器を開閉することなしに各部の温度上昇値が規定値を超えないで8時間通電できる電流(JIS C8201-1)

スイッチの接点はa接点(NO)、b接点(NC)をそれぞれ1回路ずつ備えています。
ボタンスイッチ裏面(ケース下面から見たところ)

ボタンスイッチの定格(仕様)はスイッチ本体側面(ケース内部)に表示があります。
ボタンスイッチ本体側面(ケース内部)の表示

ケースの下側(黒い部分)には通線用の孔(孔径:約21.5mm)とゴムブッシュがあります。
ケース下部には通線用の孔(孔径:約21.5mm)とゴムブッシュがあります


・ボタンの動作仕様

ここではb接点(NC)を例に動作を紹介します。
(a接点(NO)はON/OFFが逆になります。)

ボタンを押していない時はON。押すとOFF状態でロックします。

このOFF状態で再びボタンを押してもONにはなりません😁。

OFF状態からON状態にするためにはボタンを回す必要があります。

この機構ゆえに、容易にONになってもらっては困る緊急停止ボタンとして有効ですね😋。


●ACタップ付き緊急停止ボタンの作成

このボタンスイッチに100均のACタップを繋げて、実際にAC100Vで使えるようにしました。

・使用部品(ボタンスイッチ以外)

  • 圧着端子(丸型端子):N1.25-3.7(JST)
  • 圧着端子(中継端子):PH-48H(ELPA)
  • ACタップ:T628 [3口 125V/15A](DAISO)
ACタップは既に工作しかけてますが😅

・作成

AC緊急停止ボタンとして使用するためにb接点の方に(圧着端子を介して)ACタップのケーブルを繋ぎます。

スイッチ(b接点)に繋がない方のケーブルは切断しなければ、中継用の圧着端子は不要です。(私はうっかり切ってしまったので😅使ってます。)

結線が完了したら、ボタンスイッチを閉めれば完成です。
AC緊急停止ボタンの完成~♪


●使用感

b接点を使用することにより
  • ボタンを押すとON⇒OFF
  • ボタンを回すとOFF⇒ON
が実現できています。
LEDライトを付けて動作確認してみました

以下、ACタップを付けた状態での使用感です。


・ケースの設置安定性

ケースが軽く小さいので、コシのあるケーブルを付けた今回の状態ではケースの座りが心配でしたが、結論大丈夫でした。安定しています♪
ケーブルを付けても安定して設置できています


・ボタンの押し易さ(緊急停止:ON⇒OFF)

緊急停止(ON⇒OFF)時のボタンタッチは結構重い感じです(個人の感想です)。反応の良さを優先してもっと軽くても良いと思います。


・ボタンの回し易さ(OFF⇒ON復帰)

こちらも結構重目だと感じますが、うかつに回ってONになってしまわないので良いと思います。

ただし、ケースを置く場所が滑りやすいと片手で回そうとするとケースも回ってしまうので、底面に滑り止めのゴム足を付けたほうがよいと思います。


・そのほか

ON/OFF状態が分かる表示(LEDなど)が欲しいですね。


●改善要望点

  • せっかくですから定格電流は15Aにして欲しいですね。(まあ、私の電子工作には必要ないレベルですが😅。)
  • ケースが軽いのでON⇒OFF時のボタンタッチはもっと軽くて良いと思います
  • ON/OFF状態が分かる表示(LEDなど)が欲しいですね
  • 滑り止めのゴム足も欲しいところです


●まとめ

工作中の被実験物を過度に壊さない・感電/発煙/発火を防ぐという観点で良いモノを見つけたと思っています。今後の実験が安心です😋。

使ってみていい感じだったので、今後手持ちの格安電力計と一つのケースに収めて電流(電力)を監視しながら緊急停止を行えるガジェットにしようと思っています😋。


本記事の内容について私(筆者)および本ブログは一切の責任を負いません。参考にされる方は全て自己責任にてお願いします。




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