格安AC電力計を使ってみる

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久々に自作が盛り上がってきている今日このごろですが、いざ再開すると色々な測定器も欲しくなってくるんですよね😋。という訳で、2099円の格安AC電力計をAmazonで買ってみました。

コレです。
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電圧(V)・電流(A)・電力(W)・電力量(Wh)・力率(PF)・周波数(Hz)を表示してくれます。格安なのに豪華ですね😅。バックライトも搭載しています。
上記Amazonの商品ページによると、電流は20Aまで、電圧は200V帯もOKのようです。

商品説明がアテにならないこともあるので、今回はこの電力計の使用感を紹介します。

【2021.7.21記】
私が購入したのは約2ヶ月前(2021年5月)なのですが、既にAmazonでは終売になっているようです。ですが類似品はAmazonで見かけるので、本製品も別の販売元が出品しているかもしれません。

本記事の内容について私(筆者)および本ブログは一切の責任を負いません。参考にされる方は全て自己責任にてお願いします。


■格安AC電力計の使用感

私の用途は『自作機器などの消費電力(電圧・電流含む)の一時的な確認』です(常時接続での監視ではありません)。その観点での使用感になります。

●サイズ・構造

小型で場所を取りません(下図参照)。製品は20Aモデルと100Aモデルの2モデルがありますが、この20Aモデルは電流センサー(電流検出抵抗)が本体に内蔵されているので、良いですね(100Aモデルは電流センサー(電流検出トランス)が外付けなのでスペースを喰います)。
電力計本体:サイズ’(Amazon商品ページより)

なのですが、電極はムキ出しですし、(LCD面を除く)ケース樹脂はペラペラで裏蓋は直ぐに外れてしまいます。このままでの常設使用(繋ぎっぱなし)は不可(危険過ぎる)ですね〜。
電力計本体(背面)

電力計本体(背面):裏蓋を開けたところ
(電流検出抵抗らしきモノは『R006』の表示(6mΩ?)。2個並列接続。)


●接続(結線)

背面端子の入力と出力にケーブルを繋ぐだけです。簡単ですね。(ケーブルは付属していません。)
結線図(Amazon商品ページより)

入出力端子はネジ式です


●最低動作電圧

本機はAC入力が内部回路の電源も兼ねているので0Vでは動きません(測定ができません)。
では何Vから動く(測定が出来る)のか?を実測してみました(測定時は無負荷)。
その結果、
AC33V〜:表示が出始める
AC40V〜:バックライトが明るくなり始める
でしたので根拠はありませんがAC35Vぐらい以上では安定して使えるように思います。


●測定値の妥当性(精度)

電圧と電力を手持ちの(当てになりそうな)測定器と比較してみました。結果として測定値はちゃんとしていそうです。
  • 電圧:テスターと比較 ⇒ 差は1V以内でした(33V~100Vの範囲での比較。無負荷。)
  • 電力:手持ちのワットモニターと比較 ⇒ 差は1W以内でした(下写真の状態でのみ比較)
測定値(電力)の比較:はんだごての消費電力(AC86V時)
(【参考】このワットモニター(左)は電圧・電流の測定ができません)

※最大電圧・最大電流・最大電力の確認はしていません🙇🏼‍♂️(私の用途ではAC100Vで100W程度以下のモノしか測定しないので)。
(【参考】仮に電流検出抵抗が(抵抗の表示から推定される)6mΩとすると(並列接続なので合計3mΩ)、20A流すと抵抗1個の損失は0.6W。抵抗の定格電力が分からないのですが20Aで壊れないですかね?また基板も相当熱くなるので持つかな?)


●その他の機能

付属の取説によると、LCD面の右のボタンに以下の機能があります。
  • 1クリック:バックライトのON/OFF
  • 3秒間押下:電力測定値の最大値を設定(オーバーロードの設定)
  • 5秒間押下:電力量の積算値とオーバーロードの電力値のリセット


今回の紹介は以上です。

私の用途(自作機器などの消費電力(電圧・電流含む)の一時的な確認)では十二分の性能・機能です♪
手持ちのACケーブルを付けたところ(ケーブルは付属していません)
(下の箱は本体の梱包。右の100円ライターはサイズ比較用です。)

ちなみに常設して電力や電力量等をモニターする場合は、安全性を確保するために
  • 本体を頑丈なケースに入れる
  • ケーブルは本体に力がかからないように別途固定する
等が必要だと思います。
(本体側面に、この本体自体をパネル等に取り付けるためのフック(樹脂製)が付いているので、この商品のコンセプトとしてもこのまま使用するのではなくて別のケース等に入れることを前提としているようです。)


自作ってやり始めると材料費以外にもお金がかかりますよね~😅。(なので使えそうな格安品を選んでいるつもりなのですが…。)


再記しますが、本記事の内容について私(筆者)および本ブログは一切の責任を負いません。参考にされる方は全て自己責任にてお願いします。
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