wsaLink(WSA(Windows Subsystem for Android)専用のADBアプリ)を使ってみる

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PCからスマホやFire TV、Chromecast with Google TVなどのAndroid端末を外部制御するのに重宝するadbLink、我が家でも大活躍しています。
このadbLinkは同一PC内のWSA(Windows Subsystem for Android)の制御も行うことができます。

ところで、このadbLinkを出している開発元(Jocala Software)はWSA専用のADBアプリ『wsaLink』を出しています。

このwsaLinkを使うと設定なしでWSAを制御できます。

今回はこのwsaLinkの使用感の紹介になります。


■wsaLink(WSA専用のADBアプリ)を使ってみる

●使用するアプリ(wsaLink)

WSA(Windows Subsystem for Android)を同一PC内から制御するためのPCアプリです。
wsaLink

adbLinkはAndroid端末全般を制御できますが、wsaLinkはWSAに特化したADBアプリです。


●アプリの設定

・WSA(Windows Subsystem for Android)の設定

アプリ『Android用Windowsサブシステム設定』

(PC上ではこのアイコンはWSAそのものを表すのではなく、設定用のアプリを意味しています。このアプリが起動していてもWSA自体は起動していないようです。)

このアプリ『Android用Windowsサブシステム設定』を起動し『開発者モード』を『オン』にしてください。この設定はadbLinkの場合と同じです。

WSA(Windows Subsystem for Android)の『開発者モード』の設定


・wsaLinkの設定

もちろん設定は不要です😋。

【参考】
adbLinkの場合、接続先(WSA)の情報である
  • Address(IPアドレス):127.0.0.1(固定値)
  • Port:58526(固定値)
の設定が必要ですが、今回のwsaLinkの場合はこの設定が要りません。


・wsaLinkの使い方(接続)

先ずですが、wsaLinkを起動する前にWSA上で動くアプリ(Amazon appstore等)を起動させておいてください。

設定不要のwsaLinkアプは『Connect』を押下するとWSAに接続します。
wsaLinkの画面

な筈なのですが、初回起動時の『Connect』押下では以下のようなウィンドウが表示されます(WSA(Android)からのメッセージです)。
なので、『このコンピューターから常に許可する』のチェックボックスにチェックし、『許可』を押下します。
WSA(Windows Subsystem for Android)からの初回接続時のメッセージ

その後、再び『Connect』を押下するとWSAに接続します。『Connected devices』に『127.0.0.1:58526(WSAの固定IPアドレス、ポート)』が表示されれば接続完了です。
WSAに接続完了〜

後は普通にwsaLinkからWSAの制御(apkファイルのインストールやADB Shellの実行など)をすることができます。


【参考】
WSA上で動くアプリを起動していないと、wsaLinkからの接続時に以下のようなエラーメッセージが出て接続できません。
WSA上で動くアプリを起動していないと、wsaLinkをWSAに接続することができません


●使用感

設定不要なので確かに接続は簡単ですね。(WSAのIPやポートを調べる必要がないので。)

接続後のアプリの操作感は普通のadbLinkと変わりません。wsaLink特有の機能も今のところ見つかってはいませんね😅。


●改善要望点

接続後の機能(スクリーンショットとか)がadbLink並に多いほうがいいようにも思いますが、wsaLinkの場合はスクリーンショットは要らない機能でね😅。


●まとめ

WSAをPCから外部制御するには最適なアプリだと思います。オススメです。


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