我が家のスマートホームハブとして導入したChromcast with Google
TVですが、もちろんFire TVと同じように動画配信サービスを楽しむことができます。
今回はこの2つのデバイス(Chromecast with Google TVとFire TV
Stick)を比較してみます。
■Chromecast with Google TV vs. Fire TV Stick(動画配信デバイスの比較)
- 音声操作による配信動画検索
- アプリのインストール(Android端末としての動作)
- USBの拡張性
の3点です。
●実際に使ってみての比較
続いてはChromecast with Google TVとFire TV
Stickを実際に使ってみての比較です。
(我が家のFire TV
Stickは第一世代なので比較するにはちょっとハンデがあるかなと思いますが…😅。)
・動画配信デバイスとして
- 音声認識の精度・速度の比較
本件(音声認識)は(ハードウェアではなく)クラウド処理の話だと思うので公平な比較が出来ていると思います。
結論:Chromecast(Googleアシスタント)の方が速いです(多少ですが)。
【Chromecast with Google TV】:
リモコンに話しかけた瞬間に解釈した言葉が画面に表示されます。
Chromecast with Google TVに『サンドウィッチマン』と話しかけた時 |
【Fire TV Stick】:
リモコンに話しかけても表示が無く、検索結果の表示もChromecast with Google
TVに比べると一呼吸遅いです。
Fire TV Stickに『サンドウィッチマン』と話しかけた時 |
まあ、気にするほどの差でもないと思いますが😅。
- 音声検索で表示される検索結果の内容の比較
結論:Fire TVの方が圧倒的に充実しています。
(配信動画の音声検索はそれぞれのデバイスのホーム画面で行っています。)
【Chromecast with Google TV】:
配信動画を検索しているのではなくて、音声入力された『言葉』をGoogle検索しています。
各種サービスの配信動画が表示されることもありますが、Youtubeの動画しか出てこない場合が結構あります😥。
Chromecast with Google TV『サンドウィッチマン』の検索結果:Youtubeしか出てこない |
これではダメダメですね。
【Fire TV Stick】:
ちゃんと各種サービスの配信動画を検索して表示します。
Fire TV Stick『サンドウィッチマン』の検索結果:いろいろな配信動画が表示されます |
コレコレ!欲しいのはこういう検索結果です。
この話はスマートスピーカーで音楽配信を検索する時も同傾向で、Amazon
Echoは期待通りなのですがGoogle Nestはイマイチなんですよね。
それ故に私の中では『スマートホームは(音声認識に優れた)Google
Nest、映像・音楽配信は(配信検索結果に優れた)Amazon Echo』という図式ができちゃってるんですよねぇ~😋。
- 【参考】処理能力(アプリ実行のスムーズさ) の比較
本件はFire
TVの世代の差(ハードウェアの差)が大きく出るところだと思うのであくまで参考です。
AMEBA
TVのアプリを実行して比較してみました。(ネットワーク接続はどちらも有線LANです。)
【Chromecast with Google TV】:
アプリ起動時から映像は鮮明でとてもスムーズです。
Chromecast with Google TV:アプリ(ABEMA TV)起動時から映像は鮮明 |
【Fire TV Stick(第一世代)】:
起動時は映像が粗く、鮮明になるまで時間がかかりました。
Fire TV Stick(第一世代):アプリ(ABEMA TV)起動時は映像が粗い |
・キャストデバイスとして
- キャスト・ミラーリングの比較
結論:Chromecast with Google
TVの方がちょっと良いかな、という程度です。あまり差異は感じません。
【Chromecast with Google TV】:
Google
HomeにChromecastデバイスとして認識されるのでキャストデバイスとして完璧に動作します(もちろんミラーリングも可能です)。
と言いつつ本機は各種動画配信サービスのアプリを内蔵しているしリモコンもあるので、スマホからキャストすることは普段は無いのですが😅(ミラーリングもほぼ使いません)。
【Fire TV Stick】:
ミラーリングは可能ですが、キャスト機能はありません(動画配信サービスのアプリがインストールされているので機能として不要ですが😅。)
- テレビの制御(電源ON/OFF)の比較
結論:本件は五分五分です。
【Chromecast with Google TV】:
Google Homeに「OK
Google、テレビを点けて/消して」で確実にテレビをON/OFFすることが出来ます。ルーティンからの操作も楽ちんです♪
ChromecastデバイスとしてGoogle
Homeに認識されることのメリットは、キャストやミラーリングよりむしろこちらですね😋。
我が家のChromecast with Google TVは『テレビ』という名称です(Google Home画面) |
スマートリモコン(赤外線)を使ったテレビのON/OFFは、確実性を確保するにはひと手間かかりますからねぇ〜。
【Fire TV Stick】:
同じことはFire TVとAlexaのコンビでも出来ます。
以前は、なぜか我が家の環境では出来なかったんですが、いつの間にか出来るようになっていました😋。(できない比較のために掲載しようとしたら出来ていてビックリ😅!)
・Android端末として
ここがこの2つのデバイスの最大の差です。
- インストール出来るアプリの比較
結論:圧倒的にChromecast with Google TVの勝ちです!
【Chromecast with Google TV】:
OSがAndroidなので、かなりの量のAndroid向けアプリのインストールが可能です。
(本端末のGoogle
Playアプリに表示されるアプリが限られていますが、adbコマンド等を利用してインストールしてやれば動作します。)
実際我が家ではPushbullet等をインストールしてスマートホームのハブとして使っています。(詳細はこちら:『Chromecast with Google
TVをスマートホームのハブにする(スマートホームハブ)』をご覧ください。)
【Fire TV Stick】:
OSが独自なモノ(Android改)なので、インストールできるアプリが限られます。
adbコマンド等を利用してインストールすることはできますが、動作しないアプリが多いです。(Pushbulletはインストールはできましたが、正しく動作しませんでした。)
警告:『「Pushbullet」の実行にはGoogle Play開発者サービスが必要ですが、お使いのデバイスではサポートされていません。』 |
- USB端子(データI/O)の拡張性の比較
結論:こちらもChromecast with Google TVの圧勝です。
【Chromecast with Google TV】:
USB
Type-Cコネクタを装備しているので対応している多機能USBハブを使用することにより本機に給電を行いながらUSB端子や有線LANポート、SDカードスロットなどを拡張することができます。
リンク:『Chromecast with Google TVをスマートホームのハブにする(スマートホームハブ)』 |
【Fire TV Stick】:
装備しているのがmicro USB端子なので、Chromecast with Google TVのような拡張性はありません。
●改善要望点(Chromecast with Google TV)
- ホーム画面での検索時には動画配信サービスの動画を狙って検索して欲しいです。
- (また本文には書いていませんが)起動したアプリ内でも音声検索を有効にして欲しいです。
●まとめ
動画配信デバイスとして見た場合はFire TV Stickの方が良いように思います。
ただし、ミニPC(Android端末)的な使用をする場合はChromecast with Google
TVの圧勝ですね。
今回改めて比較しましたが、私の中ではやっぱり『スマートホームはOK Google君、映像・音楽配信はAlexa』です😋。
結果として(😅?)、我が家では動画配信も含めて(汎用性の高い)Chromecast
with Google TVを常用しています😁。