スマホやタブレットで使われているリチウムイオンバッテリーですが、寿命を延ばすコツは過充電と過放電を防ぐことです。過放電はなかなか起こしづらいですが、過充電は毎晩のように起きてしまいますよね。
自動出力OFF機能を備えたUSB電流チェッカーを使った方法はすでに紹介しましたが、今回はスマートプラグを用いた別法の紹介になります。
Automateの出番です。
■スマートプラグでスマホの過充電を防ぐ方法
●使用するアプリ・サービス
スマホを自動化するアプリです。IFTTTとも連携できるので、我が家のスマートホームには欠かせません。
言わずと知れた(😅?)スマートホームに欠かせないアプリです。メーカーの異なるスマートスピーカーやIoT、サービスを連携することができます。
- Webhooks
Webhooksはアプリではありません。外部アプリ・サービスをIFTTTのトリガーに使用する時に使用する便利な機能(?)です。
スマートプラグ等の中華製IoT機器の制御用のアプリです。同様のアプリにSmart Lifeがありますが、このBrilliant SmartはSmart LifeのOEM(?)アプリのようです。ほぼほぼ互換性があります。
●設定方法
ここでは『バッテリーレベルが98%になったらスマートプラグをOFFにする』というシステムを作ります。
・Automateの設定
ここではAutomateのフローの設定のついて説明します。
Automateのフロー |
Automateのフロー(つづき) |
(Automateの基本的な使い方についてはこちらのブログ内記事(『AutomateをIFTTTのトリガー(IF)に設定する(Webhooks使用)』)をご覧ください。)
- ブロック1:『Battery level?』の設定
まずブロックとして『Battery level?』を選択します。
- 『Proceed』:『Immediately』
- 『Minimum level』:『98』
- 『Maximum level』:『98』
とします。
- ブロック2:『HTTP request』の設定
ブロックとして『HTTP request』を選択します。
ブロックの設定は
- 『Request URL』のキーワード:『quaphone99』
- 『Request method』:『GET』
- 『Request content type』:『Text』
- 『Timeout』:『1m』
- 『Save response』:『Save to variable as text』
とします。
このプロックの設定は以上です。
- ブロック3:『Delay』の設定
(このブロックはバッテリーレベルを検出した時の不要な(繰り返しの)HTTPリクエストの発行を防ぐものです。無くても本システムは動作し機能的には問題ありません。)
ブロックの設定は
- 『Duration』:『5m』
とします。
- ファイバー(結線)の設定
ブロック同士を繋ぐ線(ファイバー)は以下の4箇所(①~④)を繋ぎます。
ブロック『Battery level?』の『NO』からの結線(③)を忘れずに! |
Automateの設定は以上になります。
・IFTTTの設定
次にIFTTTのアプレットの設定のついて説明します。
IFTTTのアプレット |
- トリガー(IF):『Webhooks』の設定
Webhooksの設定は
- 『Event name』:『quaphone99』(Automateから発行されるWebhooksのキーワード)
とします。
- アクション(THEN):『スマートプラグ(Brilliant Smart使用)』の設定
Brilliant Smartの設定は
- 『アクションを選択する』:『Turn off』
- 『Which device/group』:スマホの充電器を接続しているスマートプラグ。ここ(我が家)では『Qua phone』
とします。
このTHENの設定は以上です。
IFTTTの設定は以上になります。
充電器を接続したスマホのバッテリーが98%になるとスマートプラグがOFFにになり、充電器を挿しっぱなしでも過充電を防げます。
※ただし出力がOFFになるとスマホによるバッテリーの消費が始まるので、寝る時に充電を開始して朝起きたときにはバッテリーが100%より減っていることになりますのでご注意ください。
USB電流チェッカーを用いた方法よりもスマートホーム化っぽいですかね。(笑)