高速なデータ転送と大容量給電を実現したUSB
type-C(USB3.1~)ですが、ケーブル内部の電線の数が増えてしかも太くなるので、ケーブル全体としてUSB2.0よりも硬く・重くなってコネクタ部で接触不良が起きやすくなりますよね(HDMIが良い例(悪い例😅?)ですね。痛い目に遭っている方も多いと思います)。
この接触不良の対策として、コネクタの接点に機械的負荷(力)のかかり辛い首振り型のType-Cケーブル・アダプターを使うことを思いついたのですが、見つかるのはデータ転送速度480Mbps(USB
2.0)のモノばかりです。
そんなときに内部の接点が9ピンのアダプターを見つけました。「コレならUSB
3.2の一部の信号は結線されているかも知れん!」と即買いしました。
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今回はこのアダプターの紹介です。
【失敗談?】首振り回転式9ピン USB Type-C変換アダプターのデータ転送速度はやっぱり480Mbpsでした(VAFOTON USB-C変換アダプタ)
●使用するハード(VAFOTON USB-C変換アダプタ)
コレです。
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| VAFOTON 240W対応 9Pin マグネット USB-C 変換アダプタ 540°回転 Type-C 変換アダプタ 5A超急速充電 データ転送可 Book/Pro/phone/Android等対応 磁石 磁気 防塵 着脱式 (ブラック, 単品) -Amazon |
プラグ部が首振り式で回転可能なUSB
Tyoe-C変換アダプターです。内部の接続が9ピンなのが選んだポイントです(ちなみに従来品は7ピンが標準(?)のようです)。
Amazonで899円でした(2026.1.5時点)。
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| Amazon商品ページより |
・製品仕様(Amazon商品ページおよび実測より)
- メーカー(ブランド):VAFOTON
- コネクタ:USB Type-C
- 色:ブラック
- 特徴:9ピンのマグネットUSB C変換アダプタに付くマグネット充電端子は【180°+360°】回転可能
- 給電:240W・PD対応
- データ転送:480Mbps(USB2.0)
- 注意:映画、HD動画、ビデオなど転送できません
- サイズ:
- 長さ * 幅(直径?):最大35.5mm * 最大10.6mm(実測 プラグ含む)
- 重さ:3.7g(実測)
- そのほか:
- 9Pinシリーズ専用(※)
※ 恐らくアダプターの本体に適合するプラグ先端部の仕様に関する説明(先端部のみ別途購入する時の注意文)と思われます。
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| 付属品:端子抜き工具(右上) |
付属の端子抜き工具は(特に説明は無いのですが)コネクタに残っているプラグ先端を外すときに使うようです。
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| 端子抜き工具の使い方 |
この工具を使わなくても大抵の場合は手(指)で外せると思いますが😅。
(手で外すとコネクタ接点に機械的な負荷がかかって良くないかもしれません。)
仕様上はデータ転送速度480Mbpsを謳っていますが、この時点では私は諦めていません(と言うか、鵜呑みにしていたらそもそも買っていません😅)。
(諦めていない理由は【おまけ】欄に記載しています😋。)
●使用感
・データ転送速度
USBケーブルチェッカーで結線を確認してみると、繋がっているのは『VBUS』、『D-』、『D+』、『GND』、『CC』の5つだけです。
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| (確認に使用したケーブルは全ての信号線(15本)が繋がっています) |
これは仕様説明通り😅、最高データ転送速度は480Mbps(USB 2.0)ですね😣。
本品は9ピンなので(USB 3.2向けの)『TX1+』、『TX1-』、『RX1+』、『RX1-』も繋がっていることを期待していたのですが…。残念。
アダプター本体とプラグ先端のマグネット接点部分についてよくよく確認すると、本体側は9ピンの接点ですが、プラグ先端側は同心円状の5極の接点になっています。これでは信号は5つしか通りませんね。もっと早く気がつくべきでした😅。
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| マグネット部の接点構造 |
本品の『9ピン』の狙いは、『(信号線を増やすことではなく)これまでの7ピンのアダプターよりもマグネット部での接触不良を改善すること・および電流容量を稼ぐこと』だったんですねぇ。
・給電性能
上記したようにケーブルチェッカーの確認で『CC』は結線されているので、このアダプターに繋ぐケーブルが対応していればPDでの給電は問題なく出来ると思います。
実際にこのアダプターを使用してスマホを充電してみたところ、9V・2A(=PD)で充電することを確認しています。
・首振り具合(接触不良対策)
クルクル回るというほど軽い感じではありませんが、『ケーブルからType-Cプラグ接点にかかる機械的負荷を低減する(=接触不良を起きづらくする)』、という観点ではケーブルの向きに応じて首振りの角度が変わるので十分に効果はありそうです。
3.7gと軽量なのも接触不良対策という観点では有効だと思います。
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とは言いつつですが、充電時の接触不良対策なら充電向けの柔らかいケーブルは世の中にいくらでもあるので、わざわざ本品を使う意味があるかどうか😅。
逆に角度を固定したい用途には本品は不向きです。接続しているケーブルに触れただけで容易に角度は変わってしまいます。本品とは別に角度を固定する仕組みが必要ですね。
- 耐久性
本品は9ピンにしたことによってマグネット部の信頼性を向上させているようですが、首振り部の耐久性も気になるところです。
本件についてはまだ使い始めで分かりません。ガジェットの充電用途で使い続けるつもりなので分かることがあったらアップしますね😋。
●改善要望点
- とにかく軽量な首振り式でUSB 3.xの高速データ転送に対応して欲しいです。
- マグネットは不要です。また240Wの給電能力も不要です。30Wあれば十二分です。と言いつつ首振り式でこの本数の信号線は無理かなぁ。
●まとめ
9ピンの内部接点を持つUSB
Tyoe-C変換アダプター(首振り回転式)を見つけて「おおっ、これは!ひょっとして!」と製品仕様の記載を無視して果敢に挑んだ今回ですが、残念ながら最高データ転送速度は(仕様通り)480Mbpsでした😥。
サイズは大きくなって良いので、何処かのメーカーが高速データ転送対応の首振りアダプターを作ってくれないかなぁ。需要はあると思うんだけどなぁ。
【おまけ】9本の信号線があればUSB 3.2には対応できます
今回私が『9ピン』の変換アダプターに跳びついたのにはそれなりの理由があります。
9本の信号線があればUSB
3.2には対応できるのです(ただし制限はあります)。
本来15本の信号線を必要とするUSB
3.2ケーブルですが、DAISOで売っているUSB 3.2 Gen
2ケーブルは9本の信号線(『VBUS』、『D-』、『D+』、『GND』、『CC』、『TX1+』、『TX1-』、『RX1+』、『RX1-』)しか繋がっていません。ですが7USB
3.2のデータ転送は可能なのです(ただし、オプション規格となる映像伝送等はできません)。
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| DAISOのUSB 3.2 Gen 2ケーブル |
このため、私は今回の9ピンアダプターは「ひょっとして実はUSB
3.2のデータ転送はできるのではないか!?」と思ってしまった次第です😅。
このDAISOのUSB
3.2 Gen 2ケーブルについては本ブログ内のこちらの記事にまとめています。ご興味がある方はご覧ください。
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| リンク(本ブログ内):『【失敗談】DAISOのUSB3.2 Gen 2ケーブルでスマホ画面のテレビへの映像転送(ミラーリング)を試みる(HDMI変換アダプター使用)』 |









