ダイエット目的とかでスマホのヘルスケア系アプリを使っている方は多いと思いますが、日々のフード(摂取カロリー等)の入力って本当に面倒ですよね。
(そもそもですが、こまめに入力できるようなヒトはダイエットとかとは無縁でしょうし😅(個人の感想です)。)
私も何度もトライしては三日坊主で終わってしまってばかりです。常々「なんとかならないかなぁ~。」と思っていたところ、良いアプリを見つけました。
フード内容をカメラで画像認識してカロリー等の栄養データを算出してくれるアプリです。
この手のアプリの存在は以前から知っていたのですが、「どれぐらいの精度なんだろう🤔?」と半信半疑なところもあったので、近づかないようにしていたのですが、今回無料でGoogle
Fitとデータの同期が出来るというアプリを見つけたのでお試しで使ってみました。
今回はこの紹介になります。
■スマホのカメラでフードを画像認識してカロリー等が判る食事管理アプリ『カロミル』を使ってみる
●使用するアプリ:『カロミル』
使うアプリはコレです。
PFC管理はカロミル - ダイエットのカロリー計算や健康管理 (- Google Play) |
健康管理アプリです。
- フードを撮るだけで、そのフードが何かを判定しカロリー等の栄養を算出してくれます
- (もちろん手入力やバーコード入力にも対応しています)
- 無料です(一部機能は有料)
●アプリの使い方(画像認識によるフードデータ入力)
最短3回の画面タップ(カメラでの撮影含む)でフードを登録することが出来ます。
ここでは『吉野家の朝定(牛丼定食)』を例に使い方を紹介します。
・Step 1. フードをカメラで撮る
アプリを起動したら右上の写真マークをタップし、開いた画面で『食事を撮影して記録する』をタップします
カロミル画面 |
するとカメラの画面になるのでフード(食事)を撮影します。
カロミルでフード(ここでは『吉野家の朝定(牛丼定食)』)を撮影 |
・Step 2. 認識されたフード候補から選択する
するとフードの内容の候補(認識結果)が瞬時に表示されます。フードの認識画面(カロミル画面) |
画像に赤線の枠で示されているのはカロミルがフードとして認識したモノです。
ここでは4種類(1️⃣~4️⃣)のフードが認識されています。
画像の下にはフード全体がまとめて何のフードなのか?の候補を表示しています。
フードの認識画面(カロミル画面) |
この例の場合、カロミルはこのフード全体の候補として
- 牛丼定食
- ビビンパ
- 吉野家 ミニサラダセット
を挙げています。
このフードが牛丼の定食であることをちゃんと認識していますね♪
ここで『牛丼定食』を選択(タップ)すると、フードのデータが表示されます。
選んだフード『牛丼定食』のデータ(カロミル画面) |
・Step 3. フードを登録する
データ内容に問題がなければ、画面下の『記録』をタップすれば、フードの登録完了です。フードデータの登録完了~♪(カロミル画面) |
手動でフードを入力・検索する手間も不要で、とてもとても簡単です😋。
高精度な登録よりも、入力の手軽さを求めるズボラな私向きです♪
・もっと気合いを入れて😅フードデータを登録する場合
もう少し真面目に(😅?)細かく(😅?)フードのデータを登録したい場合は
- 画面全体のフードを検索するなら:『メニューを探す』
- 認識フード毎に一品ずつ登録するなら:『一品ずつ記録するなら』
を選択すれば、もっと詳細な登録が可能です。
カロミル画面 |
試しに『一品ずつ記録するなら』をタップすると、認識したフード毎(ここでは4種類)に候補が表示されます。
個別に認識されたフードの候補(カロミル画面) |
水(1️⃣)が正しく認識されていないのはご愛嬌ですが😅、それ以外(生卵(2️⃣)、みそ汁(3️⃣)、牛丼(4️⃣))の画像認識は完璧ですね♪
また、登録したデータは後から修正することもできます。
●使用感(画像認識によるフードデータ入力)
・実際のフードを認識させてみて
実際にいろいろなフードでカロミルの画像認識機能を試してみました。
- その1. 『牛丼定食(朝定)』(吉野家)
アプリの使い方でも紹介した吉野家の朝定ですが、紹介しておきますね。
『牛丼定食(朝定)』(紅生姜多すぎっ😅?)(吉野家) |
実際のフードの内容は
- 水
- 生卵
- みそ汁
- 牛丼(小盛)
です。
カロミルによる画像認識結果(フード全体):
フード全体を認識させた結果はこんな感じです。『牛丼定食(朝定)』(吉野家)の認識結果(カロミル画面) |
認識されたフード全体の候補は
フードを個別に認識させるとこんな感じです。
実際のフードの内容は
認識されたフード全体の候補は
(この画像では大量の水菜に隠れているせいだと思いますが)オニオンサラダは大根サラダと認識されてしまっています。
包装されたままですが、ちゃんと認識してくれています。
完ペキですね😋。
- 牛丼定食
- ビビンパ
- 吉野家 ミニサラダセット
フードを個別に認識させるとこんな感じです。
『牛丼定食(朝定)』(吉野家)の個別に認識されたフードの候補結果(カロミル画面) |
1の水以外の認識は完璧ですね。
牛丼の『小盛』の画像認識はさすがに難しいですよね~。
- その2. 『青椒肉絲定食』(町中華)
お次は町中華で食べた青椒肉絲定食です♪
『青椒肉絲定食』(町中華) |
実際のフードの内容は
- 杏仁豆腐
- サラダ
- 中華スープ
- 高菜の漬け物
- ごはん
- 青椒肉絲
です。
カロミルによる画像認識結果(フード全体):
フード全体を認識させた結果はこんな感じです。
『青椒肉絲定食』(町中華)の認識結果(カロミル画面) |
認識されたフード全体の候補は
- チンジャオロース(鶏もも肉)
- 韓国亭豚や 豚肉と野菜炒め定食
- チンジャオロース(大阪王将)
です。ちゃんと青椒肉絲として認識してくれています。この時は『チンジャオロース(大阪王将)』を選択しました(私が食べたのは大阪王将ではありませんが…😅)、
定食として認識してくれていないのが、ちょっと残念ですが(認識したトータルのカロリーが単品扱いなのでちょっと少ないですよね)、悪くないと思います。
カロミルによる画像認識結果(個別のフード1️⃣~6️⃣):
フードを個別に認識させるとこんな感じです。
『青椒肉絲定食』(町中華)の個別に認識されたフードの候補結果(カロミル画面) |
フードの認識はほぼほぼ完璧ですね😋。
- その3. 『オニオンサラダ』と『豆サラダ』(居酒屋)
居酒屋のおつまみメニューでも試してみました。
これはカロミルにとっては難問ですね😋。何の関連性もない2つのフードです。フード全体の認識結果がどうなるか楽しみです。
『オニオンサラダ』と『豆サラダ』(居酒屋メニュー) |
実際のフードの内容は
- 豆サラダ
- オニオンサラダ
です。
カロミルによる画像認識結果(フード全体):
フード全体を認識させた結果はこんな感じです。『オニオンサラダ』と『豆サラダ』(居酒屋)の個別フードの認識結果(カロミル画面) |
認識されたフード全体の候補は
- 大根サラダ(かいわれ・和風オイルドレッシング)
- 豆サラダ(和風オイルドレッシング)
- グリーンサラダ(フレンチドレッシング)
カロミルによる画像認識結果(個別のフード1️⃣~2️⃣):
フードを個別に認識させるとこんな感じです。『オニオンサラダ』と『豆サラダ』(居酒屋)の個別に認識されたフードの候補結果(カロミル画面) |
(この画像では大量の水菜に隠れているせいだと思いますが)オニオンサラダは大根サラダと認識されてしまっています。
これはこれで私としては納得のいく結果だと思っています。画像認識の限界ですね。
- その4. 包装されたままの『塩むすび』(セブン-イレブン)
包装されたままのコンビニおにぎりでも試してみました。
『塩むすび』(セブン-イレブン) |
カロミルによる画像認識結果:
カロミルに認識させた結果はこんな感じです。
『塩むすび』のフードの認識結果(カロミル画面) |
包装されたままですが、ちゃんと認識してくれています。
カロミルによる認識結果(バーコード):
試しにバーコードでの入力も行ってみました。
バーコードでのフード検索も行ってみました |
認識結果はもちろんOKです。
『塩むすび』のバーコードによるフードの認識結果(カロミル画面) |
- その5. 包装されたままの『チロルチョコ(ミルク)』
最後は皆さんおなじみのチロルチョコです😋。
『チロルチョコ(ミルク)』 |
カロミルに認識させた結果はこんな感じです。
『チロルチョコ(ミルク)』のフードの認識結果(カロミル画面) |
完ペキですね😋。
カロミルによる認識結果(バーコード):
バーコードでの入力も行ってみました。
バーコードでのフード検索も行ってみました |
認識結果はもちろんOKです。
『チロルチョコ(ミルク)』のバーコードによるフードの認識結果(カロミル画面) |
・【惜しいっ!と言うか大問題点😫!】Google Fitとの連携(データの同期)
本アプリはGoogle
Fitとデータの同期ができると謳っているので大いに期待していたのですが、かなり限られた同期であることが分かりました。
- Google Fit ⇒ カロミル:ウォーキング+ランニングの距離・体重・体脂肪率・歩数を同期できます
- 有料版のカロミルの場合:(上記に加えて)血糖値・最高血圧・最低血圧・心拍数
- カロミル ⇒ Google Fit:何も同期できません
(本件はカロミルのWebサイトにもその旨(『カロミル⇒Google
Fitのデータ同期は何もできない』)が記載されていました…。)
私にとってはカロミルからGoogle
Fitへの摂取カロリー等のデータの同期(書き込み)が出来ないのは痛恨(致命的)です。
気合を入れて書いたつもりの本記事ですが、私が本アプリを使い続ける事は今のところありません。非常に残念です。
●改善要望点
- とにかくカロミルからGoogle Fitに摂取カロリー等の栄養データを書き込める(同期できる)ようにして欲しいです
- ヘルスコネクト(Health Connect by Android)に対応して欲しいです
●まとめ
フード内容の画像認識力は非常に高く、私の用途では実用レベルです。
想像していたよりも使えそうなので私としてはビックリ😮しています。
なのですが、非常に惜しむらくはフードの栄養データをGoogle
Fit(ヘルスコネクト含む)に同期する(書き込む)ことが今のところできません。改善を期待しています。
○【おまけ】ヘルスケア関連アプリ・サービスのデータ連携に関する超個人的意見
(非常に個人的な偏った意見というか感想ですが)日本のヘルスケア関連のハード・ソフトって測定された個人の健康データをクラウドで管理したり、他社アプリ・サービスと連携(同期)することをとても嫌っているモノが多いように感じます。
今どきなので、個人情報保護の観点から意図が分からないことはないのですが、それはユーザー側が決めることなので、システムとしては許可して欲しいなぁ。
Google Fitとの契約的な話もあるのかも知れませんが…。
(私の知る限り)エレコムなんかは頑張ってデータを開放しているので、引き続き頑張ってこの風土に風穴を開けて欲しいと思っています。